1.日程
ムハンマド・クウェート副首相兼外相は,6月2日(火曜日)から3日(水曜日)まで,外務省賓客として来日し,2日(火曜日)に鳩山総理大臣への表敬を行ったほか,第1回日クウェート政府間合同委員会及び岡田外務大臣主催夕食会へ出席しました。
2.概要
- (1)第1回日クウェート政府間合同委員会
日本側は岡田外務大臣及び高橋経済産業大臣政務官が,クウェート側はムハンマド・クウェート副首相兼外相が議長となり,経済及び商業分野において二国間関係を強化・発展させる上での協力につき意見交換が行われました。日本側からは特に,租税条約や投資協定交渉をめぐる最近の進展や投資環境整備のため制度面に関する見方を伝達し,クウェート側からはクウェートにおける開発計画についての説明があり,日本の参加について期待表明がありました。また,クウェート側からは,GCC議長国として,日本とGCC全体としての関係を強化したいとの発言がありました。日本側からはGCCとのFTA交渉の早期再開へのクウェートの尽力とクウェートにおいて,日系企業が,プラント等インフラ関係の高い技術を活かせるよう,ビジネス環境の整備を要請しました。 - (2)共同声明(英文及び和文仮訳別添)
二国間の経済関係を中心に,両国の立場及び政策を確認・表明しました。 - (3)夕食会(外相会談)
岡田大臣とムハンマド副首相兼外相との間で,中東情勢をはじめとする,双方が関心を有する現下の地域・国際情勢につき,意見交換が行われました。