外務副大臣・外務大臣政務官
木原外務大臣政務官とダンポール・トリニダード・トバゴ財務・経済次官の会談
平成25年11月29日

11月29日,木原誠二外務大臣政務官は,訪日中のヴィシュヌ・ダンポール・トリニダード・財務・経済次官(Vishnu Dhanpaul, Permanent Secretary, Ministry of Finance and the Economy of Trinidad Tobago)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,木原政務官から,明2014年の外交関係樹立50周年及び日・カリブ交流年という重要な節目の年を控えてのダンポール次官の訪日を歓迎,有益な訪日となることを期待する旨述べました。また,政府間の交流だけでなく民間ベースの経済関係が重要であり更なる拡大に期待する,我が国自身が現在新たなエネルギー政策を策定中だが,これまで蓄積してきた省エネルギーやクリーン・エネルギーの分野における日本の技術により双方の国に利益をもたらすような協力をしていきたい旨述べました。さらに,日本人に対する一方的査証免除の決定は大きなステップであるとして謝意を述べるとともに,良好な関係を更に強化すべく,日本における大使館の開設を期待する旨述べました(注:現在は駐インド大使館が兼轄)。また,先方からの2020年の東京五輪開催決定に対する祝意を受け,2020年には東京五輪を成功させるのみならず,緑と共存する持続可能な成長,持続可能な都市化のモデルを世界に示せるよう,全力で取り組みたい旨述べました。
2 これに対して,ダンポール次官からは,今回の訪日により日本の諸施策が十分判り,各種視察等も実施でき有意義であったとして謝意を表明しました。また,安倍政権の「三本の矢」に言及し,日本の政策が成功すれば他国のモデルにもなり得るので期待している,日本企業のトリニダード・トバゴへの投資案件を,二国間関係を強化するものとして歓迎する,再生エネルギー・省エネルギーの分野において日本の技術を取り入れたい旨述べました。