外務本省

西村外務大臣政務官のソマリア沖海賊対策に関する国連安全保障理事会閣僚級会合出席(概要)

平成20年12月18日

 西村康稔外務大臣政務官は、12月16日(火曜日)(米国ニューヨーク時間)に国連安全保障理事会で開催されたソマリア沖海賊対策に関する閣僚級会合に日本政府を代表して出席したところ、概要は次のとおりです。

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1.会合においては、安保理決議第1851号の全会一致での採択後、安保理の各理事国、潘基文事務総長、ソマリア代表の発言に続いて、西村政務官が我が国のステートメント(本文)を行いました。ステートメントにおいては、ソマリア沖・アデン湾の海賊は人類共通の敵であり、国際社会が一致して対処することが重要と述べた上で、日本としては、新たな海賊法制の整備、あるいは、現行法制下でいかなる対応ができるか等に関し、関係省庁間で鋭意検討を行っており、出来ることから早急に実効的な対策を講じていきたい旨強調しました。

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ライス米国国務長官(左)、ミリバンド英国外相(右)と握手する西村政務官


2.会合に際しては、西村政務官は、ライス米国国務長官、ミリバンド英国外相、ラブロフ露外相、何亜非(カ・アヒ)中国外交部副部長を含む各国の関係者との間で、海賊対策についての意見交換や、我が国による海賊対策の検討状況の説明を行い、できることから早急に実効的な対策を講じていきたい旨述べました。また、西村政務官より、我が国の国会において先週末に補給支援特別措置法改正案が国会で可決されたことを説明したところ、ライス国務長官他より、これを歓迎する旨の発言がありました。

3.また、会合に先立ち、クロアチア(12月の安保理議長国)のサナデル首相主催にて行われた昼食会においては、西村政務官は、各国閣僚などと、ソマリア沖海賊問題対策に加え、最近の金融危機問題などについても意見交換を行いました。

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