アジア

第7回日中韓サミット

平成30年5月9日

英語版 (English)

  • 日中韓サミット記念撮影
    (写真提供:内閣広報室)
  • 日中韓サミットで発言する安倍総理大臣
    (写真提供:内閣広報室)
  • 日中韓共同記者発表
    (写真提供:内閣広報室)
5月9日(水曜日)午前10時から11時15分まで東京の迎賓館において第7回日中韓サミットが開催されたところ,概要以下のとおり(出席者:安倍総理大臣,李克強中国国務院総理,文在寅韓国大統領)。

1 総論

(1)初の単独開催から10年目の本年,約2年半ぶりの日中韓サミットで日中韓協力の現状・将来について議論。サミットの定期開催を再確認した。協力の新たなスタートを切り,「開かれ包摂的な」日中韓協力に向けた連携を促進した。

(2)南北首脳会談直後,米朝首脳会談を控える重要なタイミングで開催されたことを踏まえ,地域の平和と繁栄に大きな責任を共有する3か国首脳が集まる機会に,北朝鮮情勢を始め,自由貿易の推進など地域・国際情勢についても議論。

2 日中韓協力

(1)3首脳は,幅広い分野における3か国協力の着実な進展を歓迎し,そのための日中韓協力事務局(TCS)による取組を評価した。また,個別の協力案件の現状や将来の方向性について議論を行った。オリンピック・パラリンピックを契機とした人的交流をはじめ,金融,エネルギー,環境,防災,情報通信等における協力を推進することについて一致した。また,日中韓協力をより「開かれ包摂的な」形に進化させていくことについても確認した。

(2)安倍総理からは,この10年の取組みについて,「未来志向で包括的な協力を探求することを決意した」と述べた第1回日中韓サミットの共同声明の精神を強調したい,未来志向の協力は着実に進展した,投資協定の発効に加えFTA交渉が進行中,人的交流は倍増,前回サミット以降,21の閣僚級会合が開催され,100以上の協力プログラムを実施,また,日中韓三国協力事務局の設置により日中韓協力が「制度化」した,第1回サミットからちょうど10年であり,協力の新たなスタートを切りたいと述べた。

3 地域・国際情勢

(1)北朝鮮問題

3首脳は,朝鮮半島の完全な非核化という共通の目標を確認するとともに,北東アジアの平和と安定に向け,引き続き緊密に協力していくことで一致した。

3首脳は,北朝鮮による,核兵器を含む大量破壊兵器及び弾道ミサイルの完全な,検証可能な,かつ,不可逆的な方法での廃棄に向け,安保理決議に従って,3か国で協力を進めることを確認した。安倍総理からは,北朝鮮に具体的な行動をとらせる必要があること旨強調した。

また,拉致問題ついては,安倍総理から,早期解決に向けた両首脳の支援と協力を呼びかけ,理解を得た。

3首脳は,どうすれば、北朝鮮が正しい道を歩み、明るい未来を描いていくことができるのか,その道筋について,率直な意見交換を行った。安倍総理からは,拉致,核・ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し,北朝鮮が正しい道を歩むのであれば,日朝平壌宣言に基づき,不幸な過去を清算し,国交正常化を目指すとの考えに変わりない旨述べた。

(2)東アジア地域協力

3首脳は,EAS,ASEAN+3で連携していくことやASEAN統合に共に貢献していくことについて一致した。安倍総理からは,日本は「自由で開かれたインド太平洋戦略」を推進していく,こうした考え方に賛同して頂きたい旨述べた。

(3)国際経済

3首脳は,自由貿易を推進し,質の高いRCEPの早期妥結及び日中韓FTAの交渉加速化に向けて連携していくことで一致した。安倍総理からは,日本はアベノミクスによりデフレ脱却への道筋を確実に進んでいる,活力ある日本を作り,地域と世界の経済成長に貢献したい旨述べた。

(4)地球規模課題

3首脳は,SDGsの推進,保健,気候変動等の分野で連携していくことで一致した。安倍総理からは,テロ,サイバー犯罪,違法薬物取引といった国境を越える犯罪に関し,日中韓が一致団結し,水際取り締まりや第三国の能力構築を含む対策を強化したい等述べた。

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