大洋州

平成26年10月7日
 9月30日から10月3日まで,中根一幸外務大臣政務官(総理特使)はパラオ共和国を訪問し,10月1日,同国独立20周年記念式典に出席するとともに,レメンゲサウ大統領及びクアルテイ国務大臣を表敬したところ,概要は以下のとおりです。

1.表敬

レメンゲサウ大統領表敬
クアルテイ国務大臣表敬

(1)レメンゲサウ大統領表敬

 中根総理特使は,パラオ共和国独立20周年記念式典出席に先立ち,レメンゲサウ大統領を表敬し,総理親書を手交の上,安倍総理からの祝意を伝達しつつ,本年は日・パラオ外交関係樹立20周年でもあり,より強化した関係を作っていきたい旨述べました。これに対し,レメンゲサウ大統領からは,安倍総理に対し,特使派遣に対する謝意を表明するとともに,日本との友好関係,日本からの支援に対し,改めて感謝したい旨述べました。また,同大統領は,御嶽山の噴火で亡くなられた方々に対するお悔やみを述べました。さらに,来年5月に福島県いわき市で開催される第7回太平洋・島サミットに向け,緊密に連携していくことを確認しました。

(2)クアルテイ国務大臣表敬

クアルテイ国務大臣から,中根総理特使の訪問に感謝を述べるとともに,多くの日本人観光客がパラオを訪れていることに対し,謝意を述べました。中根総理特使からは,遺骨収集帰還事業に対するこれまでの協力に改めて感謝を述べ,来年の戦後70周年に向けて,引き続きの協力を要請しました。

2.ペリリュー島訪問

ペリリュー島 西太平洋戦没者の碑訪問
ペリリュー島 西太平洋戦没者の碑訪問

 中根総理特使は,ペリリュー島を訪問し,2年前の台風被害後政務として初めて碑に献花を行うとともに,民間の碑(みたま),空港,総司令部跡,博物館等の視察を行いました。パラオで亡くなった在留邦人や海軍関係者の墓碑や慰霊碑が建てられている旧海軍墓地において献花を行ったほか,在留邦人の方々と意見交換を行いました。
 また,乗り継ぎにて経由したグアムにおいて,南太平洋戦没者慰霊公苑を訪問しました。


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