大洋州

第7回太平洋・島サミット(PALM 7)配偶者プログラム(5月23日)

平成27年5月23日

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 5月23日(土曜日),福島県いわき市において,安倍昭恵内閣総理大臣夫人は第7回太平洋・島サミット(PALM7)の各国首脳配偶者プログラムを主催しました。このプログラムには,レメンゲサウ・パラオ大統領夫人,ロヤック・マーシャル大統領夫人,ワンガ・ナウル大統領夫人,バイニマラマ・フィジー首相夫人,タランギ・ニウエ首相夫人,プナ・クック首相夫人,ソポアンガ・ツバル首相夫人,ナトゥマン・バヌアツ首相夫人が出席しました。各行事の概要は以下のとおりです。

1 金澤翔子美術館訪問

 午前8時45分から10時20分まで,安倍総理夫人は,各国首脳夫人と共に,金澤翔子美術館(注)を訪問しました。沿道では各国の国旗を持った地元の人たちから温かい歓迎を受けました。
 安倍総理夫人及び各国首脳夫人は,高島同美術館代表取締役による案内・説明により,着物等展示物鑑賞,陽だまりの会の子供たちによるヘルマンハープ(注)演奏鑑賞,ダウン症の金澤翔子氏による迫力ある揮毫(きごう)のパフォーマンス鑑賞が行われました。また,金澤翔子氏及び同美術館館長である泰子氏との交流会では翔子氏の活動状況や人となりにつき紹介がありました。さらに,書道体験も行われ,安倍総理夫人と各国首脳夫人は,日本と島しょ国が心をつなぐという意味を込めて「心」の一文字を書き上げ,日本の伝統文化を通じて交流が深められました。

(注)金澤翔子氏
 新生児期にダウン症と診断される。5歳より母・泰子氏に師事し書道を始め,10歳で「般若心経」を書き上げる。これまでに数多くの個展を開催。2012年には,NHK大河ドラマ「平清盛」の題字を書き一躍その名が知れわたった。厳島神社等で奉納揮毫するなど数々の公式行事においてその腕を披露している。2014年,紺綬褒章受章。
 金澤翔子美術館は東日本大震災からの復興を願い,書家の金澤翔子氏の作品等を展示する常設美術館として平成23年12月に開館。

(注)ヘルマンハープ
 ドイツ・バイエルン州の農場主,ヘルマン・フェー氏によって1987年にダウン症の息子のために開発されたドイツ製ハンドメイドの弦楽器。美しい音色と,障がい者も健常者も,また,音楽経験のない人でも演奏できる画期的な演奏方法から,口コミでオーストラリアやスイスにも広がり,日本には2004頃から本格的に導入。2014年5月時点で日本国内のユーザーは3,000名を超え,ヘルマンハープ教室も北海道から九州まで,130ヶ所以上になった。また,自主的なヘルマンハープの同好会活動も盛んに行われている。障がい者自立支援施設等で導入されている他,健常者の愛好家も多い。

  • (写真提供:いわき市)

2 子供たちとの交流

 午前10時35分から11時45分まで,安倍総理夫人は,各国首脳夫人とともに,藤原小学校を訪問しました。同校生徒による温かい出迎えを受けた後,冒頭安倍総理夫人より,PALM7参加国の横断幕作成を始め,PALM7開催に向けたいわき市一丸となっての熱心な取り組みに対し謝意を述べた上で、オーガニック・コットン栽培等,東日本大震災からの復興に向けた同市の取り組みについても紹介しました。また,「日本と島しょ国が力を合わせて素晴らしい未来を築いていきたいと思います。」と伝えました。それに続き,各国首脳夫人を代表し,PALM7共同議長国パラオのレメンゲサウ大統領夫人より,「福島の皆さんに温かく迎えていただいたことを感謝します。」と述べました。
 PALM7を応援することを目的として,本年1月にいわき市内の高校生42名により結成された「いわき太平洋・島サミット2015応援隊」(注)から,これまでの活動報告が行われた後,いわき市内小中学生がPALM7参加14カ国を歓迎するために作成した横断幕(注)が披露されました。
 また,東日本大震災後の被災地において塩害に強いオーガニック・コットンの栽培に携わってきたNPO関係者からの説明の後,安倍総理夫人及び各国首脳夫人は小中学生と共にオーガニック・コットンの苗植えを体験しました。
 さらに,小中学生との懇談会では,PALM7の準備を通じて島しょ国への関心を高めた子供たちと安倍総理夫人及び各国首脳夫人との間で親交が深められました。

  • (写真提供:いわき市)

(注)いわき太平洋・島サミット2015応援隊
 福島県で初めての国際首脳会議となるいわきPALM7に向け,いわき市の将来を担う高校生を対象として,国際感覚豊かな人材の育成や今後の地域振興につなげることを目的として,2015年1月に結成。市内10高校の男女42名の生徒で構成され,配偶者プログラムなどの本番のみならず,サミットまでの機運醸成にも積極的に取り組んだ。

(注)サミット参加国横断幕
 開催にあたり、この機会に子どもたちの国際理解とおもてなし意識を高めるため,市内の小・中学校にサミット参加国を歓迎するメッセージやイラストを入れた横断幕の製作をいわき市が市内小中学校に公募。その結果,市内14校に担当国が割り当てられ,製作された。その後,サミット開催の機運醸成,広報活動に活用されたほか,サミット会場及び宿舎となったスパリゾートハワイアンズに各国首脳一行が到着した際に,子どもたちがこの各国横断幕を掲げ,一行を温かく歓迎するなど,様々な場面で活用された。

3 安倍昭恵総理夫人主催昼食会

 午後12時より午後1時45分まで,安倍総理夫人は,各国首脳夫人等を招き,昼食会を開催しました。昼食に先立ち,茶会が催され,各国首脳夫人は日本文化に触れる機会を得ました。
 昼食会では,冒頭安倍総理夫人より,「今回の訪日を歓迎します。東日本大震災の際に島しょ各国から頂いた温かい支援に対し感謝します。今回のPALM7をきっかけに,日本と太平洋島しょ国との関係の益々深まることを期待します。今回の訪日で体験されたことを国に戻られてからもみなさまと共有していただければうれしいです。」と伝えました。これに対し,各国首脳夫人を代表し,レメンゲサウ・パラオ大統領夫人より,「復興が順調に進み,皆様がもとの生活を取り戻されていることを知り,大変うれしく思います。このことは,すばらしい復興の力と不屈の心を表しており,私たち全員に感動をもたらして頂いたと思います。このような苦しみが二度と起こらないことを願います。」と述べました。
 昼食会は,福島産の食材を使用した料理を囲みつつ,日本と島しょ国との共通の文化や社会,教育に触れつつ、終始和やかな雰囲気の中で行われ,安倍総理夫人と各国首脳夫人との交流が深められました。


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