アジア大洋州地域及び北米地域との青少年交流(キズナ強化プロジェクト)の一環として,9月6日から12日まで訪日している韓国の中学生約100名が,10日午後外務省を訪問し,森本日韓交流室長と懇談しました。
冒頭,森本日韓交流室長から歓迎の言葉を述べ,本プロジェクトの趣旨を改めて説明するとともに,今回の訪日経験が研修団一人一人の将来に活かされることを期待する旨挨拶しました。
続いて,訪日研修団一行を代表し,研修団長の銅雀高等学校の林炳泰(イム・ビョンテ)教頭から本プロジェクト実施への謝意が述べられると共に,学生代表の無極中学校の崔斗然(チェ・ドゥヨン)君からは,被災地訪問は,隣人同士,友人同士が手をつなぐ契機となった,非常に意義深い経験をしたとの挨拶がありました。
その後の懇談では,訪日研修団一行から,被災地を実際訪問し,被害状況を目の当たりにすることで,教科書で学んできたことと実際の状況の違いを知ることができ,今後どうしていけばいいか考える機会を得たといった意見,被災地の方々が明るく生活されていることに驚き,心を一つに復興に向け一つ一つ問題を克服している姿に感動したといった意見,その他,被災地の復興状況の早さに驚くと共に被災地の方々の精神力に感嘆した,今回被災地でボランティアに参加したが,今後もそのような活動を行っていきたいとの意見が述べられました。
今回の訪日研修団は,茨城県潮来市を訪問し,震災被害と復興に関する講義を受けると共に,あやめ園での清掃ボランティア,地元中学生との交流会,被災地視察等を行いました。