「がんばれ日本！ 世界は日本と共にある」（世界各地でのエピソード集）
アジア（南東アジアその2）
- インドネシア（平成23年7月27日現在）
- シンガポール（平成23年4月15日現在）
- 東ティモール（平成23年4月21日現在）
- フィリピン（平成23年4月17日現在）
- ブルネイ（平成23年3月29日現在）
- マレーシア（平成23年4月3日現在）
インドネシア
- アチェの津波（2004年）やジョグジャカルタ地震（2006年）で親を失ったジャカルタ近郊の養護施設の子供たちから，励ましの寄せ書きが日本大使館に届きました。「僕たちも同じように被災した仲間だから，悲しまないでがんばって。」等。
- 3月14日，バリ州の政党，観光協議会，ホテル協会から日本総領事館に弔花が届けられました。
- 3月16日，北スマトラ州フンバン・ハスンドゥタン県で，草の根事業の被供与団体を中心とする県幹部，教員，生徒370人が，16日，「被災者に対する祈りの会」と募金を行いました。後日，同県副知事一行が日本総領事館を訪れて義援金を手渡しました。
- 3月17日，西スマトラ州パダン市，ブン・ハッタ大学文学部日本語科の学生が追悼集会を実施。日舞を習っている学生たちが着物姿で踊りを披露しました。
- 3月17日，ダルマ・プルサダ大学で，インドネシア日本友好協会が，Pray for Japan （祈りの会）を実施（工業大臣を始めとする日本留学経験者を中心とした政府関係者，企業経営者，大学関係者等約500名出席）。出席者全員が復興を祈りながら「インドネシア・プサカ」等を合唱した他，同大学代表から，学生有志で製作した千羽鶴が日本大使に手渡されました。
- 3月18日，アチェ州の州都バンダ・アチェ市にて，「アチェから日本のために」と題した追悼行事が開催されました。主催者は，「スマトラ沖大地震の際，日本は最大の援助国の一つでした。日本が地震・津波の大災害に遭い，日本を助けたいと思い行事を企画しました」と語りました。
- 3月18日，スラバヤ市警，東ジャワ州警内の教会信者他が，追悼集会（200人参加）を実施。
- 3月18日，バリ州デンパサール市教育委員会関係者5名が日本総領事館に被災者に対する激励文を手渡しました。
- 3月21日，メダンの若者たちが，「WE LOVE JAPAN」と題した追悼式を実施。雨天でしたが，約100名の若者が参加しました。
- 3月21日，バンダ・アチェ市の中学校（日本の支援で再建。津波被災者も多く学んでいる。）で追悼行事が行われ，日本の生徒達のために祈り，日本語の歌「心の友」を歌いました。「今，日本の人々が受けている苦しみを，私達もかつて経験しました。元気を出して，前に進んでください。Ganbare。」と生徒の一人は話しました。
- 3月22日，バリ州のNGO関係者8名が，日本総領事館を訪れ，千羽鶴を手渡しました。
- 3月23日，私立ハラパン大学の学生男女10数名が，雨の中，浴衣姿で，交通量の多い四つ角で信号待ちするドライバーに対して募金活動を行いました。
- 3月23日，国立スラバヤ大学日本語学科学生が，義援金を日本総領事館に託しました（73人が募金）。
- 3月23日，スラバヤのアラム・インサン・ムリア学園幼児部生徒70人が日本総領事館を訪れ，学内で募金された義援金を託しました。
- 3月26日，ジョグジャカルタのジョグジャ・エキスポ・センターで，ロイヤルシルク財団（ジョグジャカルタ王家の王女が主宰）他が，チャリティ・イベントを実施。日本食販売や，インドネシア人ミュージシャンによるパフォーマンス等が行われました。
- 3月26日，科学技術応用評価庁で，インドネシア日本同好会により，チャリティ・コンサート「One Heart for Japan」が開催された（約600名参加）。インドネシア人アーティスト，邦人の音楽サークル，日本文化を学ぶインドネシア人の若者らが演奏。参加者全員で「心の友」を合唱しました。
- 3月27日，日本大使館前（ジャカルタの目抜き通り。日曜日は歩行者天国となる。）で，復興庁研究所が，追悼行事を実施。ジョギングやサイクリングを行っている市民に呼びかけ，4×6メートルの白地の布に赤色の手形を押し，「日の丸」を製作しました。その後，各人が自分の名前や支援メッセージを記した「日の丸」が日本大使館に託されました。
- 3月28日，バリ州ウブドで，バリ伝統舞踊団が追悼と復興を祈念した舞台を披露しました。
- 4月2日，バリ州政府が，ウルワツ寺院で，慰霊と被災地の復興を祈願するバリ・ヒンドゥー教の宗教儀式を行いました（州知事，僧侶，政府関係者，在留邦人等約500人が参加）。
- 4月2日，バリ州の競技場で，チャリティー・サッカーが開催されました。
- 4月5日，バリ州デンパサールの独立闘争広場で，追悼と復興を祈念するイベントLove and Friendship for Japanが開催されました（州知事夫妻，宗教関係者，政府関係者，市民，在留邦人等約800人が参加）。
- 4月6日，インドネシア大学で，同大学文学部が，追悼式を実施（約500名出席）。コンサートのためにインドネシア訪問中であったミュージシャンの喜多太郎氏も参加し，パフォーマンスを行いました。
- 4月9日，ジャカルタ・コンベンション・センターで，元日本留学生協会（プルサダ）とメトロTVが，チャリティ・イベント「Indonesia's Sympathy for Japan- an evening of Hope」を実施（約1,000名参加）。ジャズミュージシャンの渡辺貞夫氏他のパフォーマンスが行われました。
- 4月10日，バリ州ウブド地区で，市民と在留邦人がバザーやコンサート等のチャリティ・イベントを開催しました。
- 4月10日，バリ州スミニャック地区で，ピアノとマリンバによるチャリティ・コンサートが開催されました。
- 4月15日，バリ州バドゥン県が，プチャック・マグー寺院で，慰霊と被災地の復興を祈願するバリ・ヒンドゥー教の宗教儀式を行いました（県知事，僧侶，政府関係者，在留邦人等約100人が参加）。
- 4月20日，プドゥリ国立小学校の生徒代表と教師が，日本総領事館を訪れ，義援金を手渡しました。同校の全生徒約80名は，「地震津波をうけた日本人のために心をひとつにしよう」のスローガンで，古新聞，古雑誌，古本，ペットボトルを収集し，義援金を集めました。
- リタ・ルトナニンティアス氏（EPAに基づくインドネシア人看護師・介護福祉士候補者）が被災地の宮城病院で負傷者の手当を続けました。
- 国家試験に合格した3人の看護師や看護師候補者を含むインドネシア・フィリピン人が災害ボランティアチームを作り，被災地に向かう予定（参加を検討している者の中には，スマトラ沖地震の際に派遣経験者もいる）。
- 4月21日，バリのホテル関係者が日本総領事館に千羽鶴を手渡しました。
- 5月7日，日本語弁論大会で，サラスワティ大学の学生有志が被災地への義援金を寄付しました。
- 5月8日，バリ州ウブド地区で，ピアノとマリンバによるチャリティ・コンサートが開催されました。
- 5月11日，ウダヤナ大学日本語学科の学生が日本総領事館を訪れ，被災者を励ますメッセージ・カードを手渡しました。
- 6月5日，バリ市民が，日本人会の行った街頭での活動に応じて募金を行いました。
- 6月7日，市内和食店が，メダンの青少年を対象とした和食クッキング教室の冒頭に，チャリティ・メニューの販売による義援金を寄付しました。
シンガポール
- 3月14日～4月1日，人道支援団体マーシー・リリーフが，岩手県に赴き，日本国内で調達した救援物資を被災地に届けた他，お粥等を被災地に送付しました。
- 3月17日，ボランティアやミュージシャン，アーティスト，ダンサーが，チャリティ・イベント「GAMBATTE ! Japan from Singapore」を開催。フェイスブックにページを開設し，チャリティ情報や励ましのメッセージを掲載。
- 3月22日，地域クラブSoaring Eagles Club & Church of Our Saviourの子供達（3歳から14歳）が，日本の子供達を励ますため描いた絵を日本大使館に託しました。
- 3月24日，Avondale Grammar School（小学校）生徒が集めた義援金を日本大使館に託しました。
- 3月24日， IRO（Inter-Religious Organization： 主要な宗教10団体によって構成される宗教間対話団体）が追悼集会を開催。黙祷の後，多くの小学生代表から被災地の子供に対する励ましのメッセージを綴った絵が日本大使に手渡されました。
- 3月25日，海外技術者研修協会の技術研修に参加した同窓会員が，集めた義援金を日本大使館に託しました。
- 3月27日，礼拝所で，シンガポール・シーク教徒協議会が，被災者のための祈りを実施（100名以上参加）。
- 3月27日，歴史的繁華街ボートキーで，募金活動としてクラシック，JAZZ，中国胡弓などのコンサートや，即興画のオークションなどが開催されました。
- 3月29日，日本の防衛大学に留学していた卒業生が，集めた義援金を日本大使館に託しました。
- 3月30日，元々予定されていたメンズ・ファッション週間で同実行委員会がチャリティ・ディナーを実施。
- 3月30日，セントーサ（リゾート施設）従業員が，集めた義援金を日本大使館に託しました。
- 3月31日，JETプログラム同窓会が義援金を日本人会に託しました。同会は国内の子どもたちから被災地の子どもたちにあてた「希望のメッセージ」と折り鶴・絵画を収集し，被災地にいる現役JETプログラム参加者を通じて，これらのメッセージと折り鶴・絵画を届けることを企画。
- 4月1日，キッズ・カルチュラル幼稚園園児が，被災した子供達のために描いた励ましの絵とメッセージを日本大使館に託しました。
- 4月1日， セント・アンソニー・カウォッシアン中学校生徒が，励ましのメッセージを書いた寄せ書きの冊子2冊と，千羽鶴を日本大使館に託しました。
- 4月1日，シンガポール在住のミュージシャンHillary Francis 氏（1975年に東京で開催された世界ポピュラーソングフェスティバルのファイナリスト）が，被災者のために作曲した歌をYou Tubeに投稿。
- 4月2日，中田英寿氏を含む元日本代表選手とアルビレックス新潟シンガポール選手で構成される混成チームが，シンガポール選抜チームとチャリティ・サッカー試合を実施。
- 4月2日，春休みで帰国中のシンガポール人留学生有志が，母校の高校で，日本からのメッセージや写真の展示，地震発生当時福島県にいたJETプログラム参加者による体験発表及び支援の呼びかけ，バンドライブからなるチャリティ・イベントを実施。支援の呼びかけで，「日本人は困難な状況でも大変秩序だっており，外国人の自分たちにも物資を積極的に分けてくれた。」「親切にしてくれた福島の人々が心配だ。」「学校が再開したら戻って子どもたちに会いたい。」「福島は本当に美しいところであることをシンガポールの人々に知ってもらいたい。」等が紹介されました。
- 4月3日，カソリック教会（Cathedral of the Good Shepherd）が，被災者のためのチャリティを実施。
- 4月4日，AGEING ASIA INVESTMENT FORUM（ビジネスフォーラム）実行委員会が，フォーラムで販売する本の収益の一部を被災者向けの義援金として募金。
- 4月5日，4つめのシンガポール国立大学として来年夏にグランドオープン予定のSingapore Univer5sity of Technology and Designの職員及び学生（入学予定者）が，日本大使館に義援金を託しました。
- 4月6日，スプリングフィールド中学校生徒が，千羽鶴と励ましのメッセージを日本大使館に託しました。
- 4月8日，リパブリック・ポリテクニック学校校長が，校内で集めた義援金を日本大使館に託しました。
- 4月9日， ヒューレットパッカード社関係者が，チャリティ・サイクリングを開催。
- 4月9日，シンガポール・クリケットクラブのチームが，日本人会ラグビー同好会とチャリティ試合を開催。
- 4月9日，オーチャードロードの広場で，The Zheng Ensemble 及びシンガポール人歌手・ダンサー・俳優が，朝10時～夜10時までダンス，歌などのパフォーマンスを披露するチャリティ・イベントを実施。
- 4月11日，ペニー・ロー国会議員と地域団体が，予定されていたコンサートを一部変更し，被災者への連帯を示す企画を実施。
- 4月12日，チャイニーズ・インターナショナルスクール日本語クラスの生徒7名が，卒業の記念品を買うためにカレーやケーキを作って販売したお金を，励ましのメッセージを書いた寄せ書きも併せて日本大使館に託しました。
- 4月12日，ケントリッジ中学校生徒が，学校で千羽鶴を折り，励ましの寄せ書き集と共に日本大使館に託しました。
- 4月13日，アウトラム中学校生徒が「あなたがたは一人ではありません，世界中が共に一緒にいます」をテーマに寄せ書きを行い，日本大使館に託しました。
- 4月13日，クウェート大使夫人が，自宅でいけばなデモンストレーションやファッションショーなどを行い，義援金を寄付。同夫人は，「1990年に日本はクウェートを助けてくれた，だから今回は自分が何かしたかった」と述べました。
- 4月13日，トアパヨ第一小学校生徒が，募金活動を行うとともに，手のひらをかたどった紙に励ましのメッセージを書き，それを貼り付けた横断幕（8メートル）を日本大使館に託しました。
- 4月14日，シンガポールの広東オペラ協会が，チャリティ公演を実施。
- 4月15日，ラッフルズ中学生徒が，折り鶴3,000個を大使館に託しました。
- 4月15日，シンガポール・スポーツ学校生徒が，千羽鶴と，復興を願う励ましのメッセージを日本大使館に託しました。
東ティモール
- 3週間の外国出張から帰国した3月12日，グスマン首相が，直ちに臨時閣議を招集し，その場に招いた日本大使館の臨時代理大使に対し，日本に対するお見舞いと友情を表明し，できる限りの支援を約束しました。閣議に外交官が招待されたのは史上初めてのことです。
- 3月14日，国民議会が全会一致で哀悼決議を採択し，被災者に黙祷を捧げました。
- 3月27日，国家警察11周年記念式典で，大統領は，被災者に対する弔辞を述べ，黙祷を呼びかけました。
- 3月28日，大統領が大統領府での式典で，「史上最悪の規模の地震と津波の被災のみならず，原子力発電所の破損という大きな問題が発生している。しかし，第二次世界大戦後に世界に冠たる復興を果たし，我々東ティモール国民が憧れる日本の強靱さを以てすれば，今回の惨事から日本が復興を果たすことは疑いない。」と述べました。
- 3月28日，東ティモール自動車整備士養成事業（日本NGO連携無償資金協力の被供与事業）開所式で，事業カウンターパートであるディリ技術工科学校のサルダーニャ学長が，被災者に対する弔意を伝え，学校一同からの1,000米ドルの義援金を日本大使館に託しました。
- 4月21日，ディリ市内のサン・ペドロ中学校（生徒数830人）の教師と生徒代表4名が，日本大使館を訪問して義援金312米ドル（当地の一般的な労働者の2～3か月分の給与にあたる金額）を手渡しました。生徒たちは，被災地の被害の様子を知り，自主的に募金活動を始め，少額の小遣い等を広く集めました。
- ディリ市内に大きな看板「Pray for Japans 日本のために祈る」が掲げられました。
フィリピン
- 3月14日，上院が，地震と津波により生命と財産が失われた悲劇について，日本政府及び日本国民に対し，深甚なる同情と関心を表明する決議を採択。
- 3月19日，日比NGOネットワークに参加するNGO等が募金活動を開始。開始日に追悼集会を実施。
- 4月1日，フィリピン・ジャズ協会がチャリティ・コンサートを開催予定。
- 4月5日，青年の船（内閣府の青年国際交流事業）元参加者が，チャリティ・イベント「Fund Raising for SSEAYP Friends」を実施。主催者のラスール氏は，「日本はきっと復興すると信じている。我々はいつも日本の味方でいる」と述べました。
- 4月16日，青年の船（内閣府の青年国際交流事業）の国際同窓会の年次会合参加者が，黙祷を実施した他，チャリティTシャツや寄せ書きを作成。
- 4月17日，多くの団体が各地でマラソンを通じたチャリティ・イベントを開催予定。
- 国家試験に合格した3人の看護師や看護師候補者を含むインドネシア・フィリピン人（EPAに基づく看護師・介護福祉士候補者）が災害ボランティアチームを作り，4月に被災地に向かう予定(参加を検討している者の中には，スマトラ沖地震の際に派遣経験者もいる)。
- ビサヤ地方南レイテ州セントベルナルド町（2006年2月の大規模地滑りで死者・行方不明者約1,100人が出た被災地）にて，被災当時に日本政府から受けた支援の恩返しとして募金活動が開始されました。同町長は，「今度は我々が兄弟である日本にお返しをしたい。1ペソ，5ペソ硬貨でも良い。額は少ないかも知れないが，日本への気持ちを表したい。」と話しました。
ブルネイ
- 3月23日，ブルネイタイムズは，日本政府国費留学生で日本の医師国家試験に合格したブルネイ人女性が，今週末に研修医として郡山にある総合南東北病院に着任すると，同医師へのインタビューと共に報じました。
- 3月29日，ブルネイ市内の商業施設にて，学生有志23名がストリートパフォーマンスを行い，募金活動を実施。
- 環境リサイクル企業が，2日間の募金活動に同社からの寄付金を併せた義援金を日本大使館に託しました。
- ブルネイ市内の婦人用品店が，被災者支援のための特別セールを行い，売上げの一部を義援金として寄付しました。
- 活動を開始したばかりの新設のチャリティ団体が，最初の事業として義援金を日本大使館に託しました。
- ブルネイ・ダルサラーム大学のボランティア・チャリティクラブが，約30kg分の靴下を被災地に郵送しました。
マレーシア
- これまで多額の義援金がマレーシア赤新月社に寄せられています。また，マレーシア外務省は「外務省災害基金」において募金受付を開始。その他民間企業，草の根レベルの多くの組織で義援金募集活動が行われています。
- サバ州コタキナバルSabah Tshung Tsin Secondary Schoolの多くの生徒が，1人当たり50～100リンギを募金し，在コタキナバル出張駐在官事務所に手渡しました。
- 3月13日，東方政策元留学生会のザバ・ユン前会長が，ニュー・ストレイト・タイムズ紙に「日本は速いスピードで回復するだろう」というメッセージを寄せました。
- 3月16日～4月15日，マレーシア元留日学生協会（日本政府の国費留学生や私費留学生が主体）が，星洲日報紙と合同で「日本地震・津波被災者救済基金」を設立し，募金活動中。
- 3月17日，ナジブ首相のイニシアティヴにより，連邦下院において地震災害に関する緊急審議が開催され，被災者への哀悼の意を表し，マレーシア国民及び国際社会に日本への支援を求める内容の下院決議が満場一致で採択されました。なお，外国における災害について緊急審議が開催されたのはマレーシア初です。
- 3月24日，東方政策元留学生会（「東方政策（Look East Policy）」によりマレーシア政府によって日本に派遣された学生の同窓会組織）が，Malaysian Relief Agency （MRA）と共同してマレーシア人留学生及び日本人被災者を支援することを計画し，状況把握のため2名を日本に向けて派遣。同会は，会員内で被災者向けの義援金も募っています。
- 3月25日，スリ・ダスミシュ学校の生徒9人（7歳～16歳）が日本大使館を訪れ，全校生徒約400人が2日間かけて作成した被災者へのメッセージカードや折り鶴を渡しました。カードには，「ひとりじゃない，がんばります」「ちから，あい，ゆうき」「へいわ，ともだち」などと日本語でのメッセージも書かれている。カード等は日本大使館に展示されています。
- 3月25日，ペナンのINTI International Collegeの学生が，在留邦人と協力しチャリティ・バザーを実施。
- 3月26日，ピュア・ライフ・ソサエティの孤児（首都郊外にある孤児院で，7歳から18歳までの孤児70名以上が生活。日本人会が長年にわたり支援）の孤児たちが，地震・津波の被害を知り，院の運営に携わる修道女や職員に働きかけて募金活動をはじめ，集まった義援金を日本大使館に手渡しました（主に孤児や孤児院の卒業生たち自身による募金）。孤児たちは犠牲者を鎮魂する祈りを捧げ，被災地の人々を励ます手作りのメッセージカードも合わせて渡しました。
- 3月26日，ペナン観光センターにて被災者を追悼・激励する会が開催されました。
- 3月27日，ペラ州イポー市で，ペラ州皇太子の提案により，州政府が追悼式を行いました。
- 3月27日，ペナンの日本関連団体（ピンク・ハイビスカス，元留日学生協会，ペナン日本語協会，馬日協会等）が，ペナン州政府の協力の下，被災者のためのチャリティ・イベントを開催（約5,000人参加）。ペナン州首席大臣は，開会式で犠牲者への追悼と被災者への激励を込めて3S（サポート・シンパシー・ソリダリティ）を呼びかけました。
- 3月27日，ガール・ガイド（女性の能力開発や地位向上を目的とする国際NGO）が，ペナン州の学校を中心に義援金募金活動を開始するセレモニーを行いました。
- 4月2～3日，北京オリンピック（バドミントン）の銀メダリストであるリー・チョン・ウェイ選手が，エキジビジョン・マッチや自らのラケット等を出展するバザー等のチャリティ・イベント「Hope & Smile」を開催。