
カンボジア王国に対する無償資金協力(貧困農民支援)に関する書簡の交換について
平成20年9月4日
- 我が国政府は、カンボジア王国政府に対し、3億3,000万円の無償資金協力(貧困農民支援)を行うこととし、このための書簡の交換が、9月4日(木曜日)(現地時間、同日)、同国の首都プノンペンにおいて、我が方篠原勝弘駐カンボジア国大使と先方ロン・ビサロ外務国際協力省長官(H.E.
Mr. LONG Visalo, Secretary of State of the Ministry of Foreign Affairs and
International Cooperation)との間で行われた。
- 本件の概要は次のとおりである。
(1)本計画の内容
- 貧困状況に置かれたカンボジア農民に対する支援と、同国政府の農業振興政策への協力を目的として、肥料の調達を実施するために必要な資金を供与する。
(イ)本計画の必要性
- カンボジアでは、人口の8割以上が農村部に居住し、労働人口の約6割は農林水産業に従事しているが、同分野の同国GDPに占める割合は3割ほどにとどまる。一方、カンボジアの全人口の約35%は貧困層に属するが、その内の約9割以上が農村部で生活している。
- カンボジア国政府は貧困削減を目的として「2003年から2005年の国家貧困削減戦略(National
Poverty Reduction Strategy: NPRS)」を策定し、農林水産業分野の技術及び生産性の向上による農家の収入増、地方農村部の自給率向上を優先課題に位置付けている。
- このような状況の下、カンボジア政府は、コメ、トウモロコシ及びキャッサバの生産を促進するため、貧困農民に対する支援として肥料を調達するために必要な資金につき、我が国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。
(ロ)本計画の効果
- カンボジアにおける食糧増産及び貧困削減が図られる。
- カンボジア政府により積み立てられる見返り資金は、主に同国の社会・経済開発事業に使用される。
(参考) カンボジア王国は、面積約18万平方キロメートル、人口1,380万人(2005年)、人口一人あたりのGDPは454ドル(2005年)である。