
ロシア連邦サハリン州在住の火傷を負った少年の本邦での治療
平成20年7月4日
- 7月3日、ホロシャヴィン・サハリン州知事から渡邊在ユジノサハリンスク総領事に対し、書簡にて、重度の火傷を負ったサハリン州オハ市在住の13歳の少年(ウラジ-ミル・ノヴィコフ)が北海道で治療を受けることができるよう支援してほしいとの要請がなされた。
- サハリン州側によれば、同少年は、気化したガソリンが引火し、衣服に燃え移り、全身の約60%に火傷を負ったため、緊急な対応が必要とのことであった。
- これを受け、現在北海道はG8サミット直前のため厳重な警戒態勢が敷かれているが、日本側において人道的観点からこの少年の受入れのための最善の策をとることとし、関係機関と調整した結果、この少年を市立札幌病院で受け入れることとなった。また、外務省は、人道的観点から緊急に査証を発給した。
- この少年は、母親及び付き添いの医師とともに、4日19:00(現地時間)ユジノサハリンスク発のチャーター便で18:30(日本時間)に新千歳空港に到着する予定である。