
カントー橋崩落事故に関するベトナム国家事故調査委員会最終報告について
平成20年7月4日
- 7月2日、カントー橋の橋げた崩落事故に関し、ベトナム政府より、国家事故調査委員会の検討結果として、事故原因についての最終報告の内容が発表された。(ベトナム公表資料(仮訳)を別添。)
(事故原因に係る国家事故調査委員会の結論)
仮設支柱の上流側支柱基礎が不等沈下したことが事故の主因であり発端である。単一の支柱基礎という小さな範囲における不等沈下は、通常の設計では予測困難なものであると考えられる。
- 右発表の際、本件事故の責任の所在について、ベトナム政府より、今後ベトナムの司法関連当局が、国家事故調査委員会の事故原因に係る結論を踏まえ、ベトナムの法制に則り調査、検討を行う、との発言があった。
- 本件最終報告の内容については、日本側において6月30日(月曜日)に開催された、円借款事業の案件監理の改善及び同種事故の再発防止のための「カントー橋崩落事故再発防止検討会議」(第6回)において報告がなされ、同会議の各委員により、右内容は適切な調査、検討を経たものであることが確認された。