報道発表

カーボヴェルデに対する円借款の供与について

平成20年3月18日
  1. 我が国政府は、カーボヴェルデ共和国に対し、「サンティアゴ島発電・送配電能力強化計画」の実施のため、44億6,800万円を限度とする円借款を供与することとし、このためのそれぞれの書簡の交換が、3月18日(火曜日)(現地時間同日)、同国の首都プライアにおいて、我が方齊藤隆志駐カーボヴェルデ国大使と先方クリスティナ・デュアルテ財務・公共行政大臣(Madam Cristina DUARTE,Ministre des Finances et de l' administration Public)との間で行われた。
  2. 案件の概要

     サンティアゴ島はカーボヴェルデ共和国の経済の中心であり、人口の54%近くを抱える同国最大の島であるが、サービス産業の急速な成長と人口増加によって電力需要が上昇している。また、電力不足により、現在、1日平均約2時間の計画外停電が生じており、飲料水のための淡水化、保健・医療・社会サービス施設に必要な電力さえも不足している状況である。
     本事業は、そのような状況を改善するために、サンティアゴ島においてディーゼル発電所及び送配変電設備の建設により電力供給の安定化及び電力へのアクセス改善を図るものである。
     また、カーボヴェルデ共和国に対する円借款供与は今回が初めてである。

  3. 供与条件

    (1)金利:年0.55%
      (コンサルティングサービス部分については、年0.01%)
    (2)償還期間:40年(10年の据置期間を含む)
    (3)アンタイド

  4. 本件は、2005年のG8サミットにおいて発表された対アフリカ支援策の一環である我が国とアフリカ開発銀行(AfDB)との協調融資の案件である。
このページのトップへ戻る
目次へ戻る