
セネガル共和国に対するノン・プロジェクト無償資金協力に関する書簡の交換について
平成20年3月7日
- 我が国政府は、セネガル国政府に対し、8億円のノン・プロジェクト無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が、3月7日(金曜日)(現地時間3月6日(木))、同国の首都ダカールにおいて、我が方齊藤隆志駐セネガル国大使と先方アブドゥライ・ディオップ経済・財政大臣(Mr.
Abdoulaye DIOP, Ministre de l’Economie et des Finances)との間で行われた。
- 本無償資金協力の概要は次のとおりである。
(1)本無償資金協力の内容
- 今回の無償資金協力は、「クールアース・パートナーシップ」に基づく支援の一環として、セネガル国による経済社会開発に向けた取組等を支援するために実施するものである。
(2)本無償資金協力の必要性と効果
- 我が国は、セネガル国政府と気候変動問題に関する政策協議を実施し、セネガル側から「クールアース・パートナーシップ」に基づく支援についての我が国の基本的考え方に対する賛意が示された。
- また、同国は、2006年に「第二次貧困削減戦略ペーパー」(PRSP)を策定し、「富の創出」、「基礎社会サービス」、「グッドガバナンスと地方開発」、及び「社会保護と災害予防と管理」を4本柱に経済社会開発を推進している。
- 上記を受け、我が国はセネガル国政府による経済社会開発に向けた取組等への支援を実施することとした。
(参考1) セネガル国は、面積約19.7万平方キロメートル、人口1,220万人(平成19年)、人口1人当たりのGNI約750米ドル(平成18年)である。
(参考2) 「クールアース・パートナーシップ」(気候変動対策における開発途上国支援のための資金メカニズム)
我が国の国際環境協力の一つの柱である「温室効果ガスの排出削減と経済成長を両立させ、気候の安定化に貢献しようとする途上国に対する支援」を実施するための方策。これにより、途上国の排出削減への取組みに積極的に協力するとともに、気候変動で深刻な被害を受ける途上国に対し支援するもの。