
国後島の火傷幼児の緊急受入れについて
平成19年10月12日
- 10月11日夕刻、国後島側より、地震専門家の派遣に係わる四島交流に同行している外務省職員を通じて、同日、1歳11か月の男児が熱湯をかぶり重症の火傷を負ったが、同島で治療が出来ないので、日本側に緊急に救援を求めたい旨の要請があった。
- 上記要請を受け、外務省としては、人道的観点より、外務省が実施している北方四島からの患者受入事業の枠組みで、この男児を緊急に受け入れることとした。四島側の要望を踏まえつつ、北海道庁、根室市をはじめとする関係方面と協議した結果、10月12日に根室に帰る予定の上記四島交流の船舶に患者及び付添人(患者の母親と国後島の医師)を同乗させ、先ずは市立根室病院にて初診と応急措置を行い、その上で、容態に応じて必要な治療を受けることが可能な病院へ転送することとした。
- 上記船舶は予定を繰り上げて国後島を11日深夜に出発し、12日午前4時過ぎに根室に到着し、直ちに市立根室病院において診察を行った。その結果、火傷は皮膚の30%強に及ぶ「重度熱傷」であるため、同病院での治療は困難であり、札幌医科大学附属高度救命救急センターでの治療が必要であるとの診断が下され、同センターで治療することとなった。この男児は北海道庁の防災ヘリコプターにより移送され、同日正午過ぎ、同センターに到着した。