報道発表

第1回極東・シベリア森林保全作業部会の開催結果について

平成19年10月5日
  1. 10月3~4日、日露環境保護合同委員会の下に設置された第1回極東・シベリア森林保全作業部会が、東京(三田共用会議所)において開催された。この作業部会には、片上慶一外務省欧州局参事官、エルモレンコ、アレクセイ・アレクサンドロヴィチ・ロシア連邦林業庁森林台帳・森林状態評価局次長を議長として、日本側から外務省、林野庁、経済産業省、環境省、消防庁、独立行政法人、大学、NGO等の関係者が、ロシア側から外務省、天然資源省、極東・シベリア地域の地方行政府関係者等がそれぞれ出席した。
  2. この作業部会では、鈴木・独立行政法人森林総合研究所理事長およびエルモレンコ・ロシア連邦林業庁次長がシベリア森林保全について基調講演を行い、その後、関係する研究の成果及び情報の共有、これらを踏まえた森林保全プログラムの策定及び実施に関する協議等が行われた。
  3. 特に、森林火災対策については、高橋・北海道大学名誉教授、コヴァリョフ・ロシア中央航空森林保全拠点社長、沢田・森林総合研究所コーディネーター、ボリソフ・天然資源省森林・水資源保護国家政策局課長による発表等を踏まえて、集中的に討議が行われた。この他、違法伐採対策についての両国の対応等について意見交換を行った。
  4. この討議の結果、日露双方は、極東・シベリア森林保全分野における日露協力の基本的方向性について同意し、今後の検討対象分野として以下の問題について協力を進展させる旨の結論に達した。
  5. (1)火災等からの森林保護、

    (2)病害虫からの森林保護

    (3)違法伐採及びそれに関する輸出入の防止対策

    (4)森林生態系における炭素収支バランスの評価、吸収源としての森林の役割の向上

    (5)持続可能な森林経営に向けた組織・法制度

    (6)持続的森林利用に向けた活動への投資の誘致

    (7)早生樹種によるプランテーションの造成を含む森林復旧

  1. 次回の作業部会の日程、内容については外交ルートを通じて調整することとなった。
  1. なお、日露双方の同作業部会の出席者は、4日、森林火災対策の日本側研究機関の視察を行った。
このページのトップへ戻る
目次へ戻る