
日・グルジア外相会談
平成24年7月20日
本20日(金曜日)午後5時45分から約30分間、玄葉光一郎外務大臣は、来日中のグリゴル・ヴァシャッゼ・グルジア外務大臣(H. E. Mr. Grigol Vashadze, Foreign Minister of Georgia)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 二国間関係一般
(1)玄葉大臣より,ヴァシャッゼ外相の来日への歓迎の意を表するとともに,両国外交関係樹立20周年を迎える本年を更なる発展の契機としたい旨述べました。また,民主主義・市場経済の確立を目指したグルジアの改革努力に日本としても協力していく旨述べました。さらに,最近設立された日・グルジア友好議員連盟を通じ,両国議会間交流の発展を期待する旨述べました。
(2)これに対し,ヴァシャッゼ外相より,日本が一貫してグルジアの主権と領土一体性を支持していることに感謝を述べると共に,外交関係樹立20周年を機に両国関係を更に発展させていきたいとの希望が述べられました。また,議会交流を進めることで両国の関係が深まるとの発言がありました。
- 経済協力関係
(1)玄葉大臣より,日本の支援による東西ハイウェイ整備計画の工事が順調に進んでいる旨述べつつ,同計画の円滑な遂行に向けたグルジア側の協力を要請しました。
(2)これに対し,ヴァシャッゼ外相より,東西ハイウェイ整備計画への日本の支援についての謝意を表明し,引き続き,日本の協力を期待する旨発言がありました。
- 「GUAM+日本」
(1)玄葉大臣より,「GUAM+日本」の枠組みは日本の国際協力の基本姿勢である「自立的な発展への支援」と合致する旨指摘し,今後も「GUAM+日本」への協力に取り組んでいきたい旨述べました。
(2)これに対し,ヴァシャッゼ外相より,「GUAM+日本」対話の枠組みは順調であり,特に,観光分野及びエネルギー分野での協力発展を期待している旨発言がありました。
- 地域情勢
(1)玄葉大臣より,エネルギー資源の輸送回廊である南コーカサス地域の安定と発展は国際エネルギー市場の安定化にとって重要である旨指摘し,同地域の平和と安定に対するグルジアの貢献を期待する旨述べました。
(2)これに対し,ヴァシャッゼ外相より,南コーカサス地域を安定と協力の場にしていきたい旨述べました。
(参考1)円借款「東西ハイウェイ整備計画」(供与限度額177.22億円、2009年12月E/N署名 )
アゼルバイジャンとの国境付近から黒海に抜ける東西物流ルート(East-West Highway)の一部(39.6Km)の道路整備計画。2012年2月に着工式を実施した。
(参考2)「民主主義と経済発展のための機構-GUAM」
参加国は,グルジア,ウクライナ,アゼルバイジャン,モルドバ(機構名GUAMは参加国の頭文字をとったもの)。1997年10月に創設され,2006年5月の首脳会談で国際機関「民主主義・経済発展のための機構GUAM」として組織を整備。