報道発表

国連軍縮フェローシップ事業の実施

平成23年9月21日
  1. 9月22日(木曜日)から9月29日(木曜日)までの間,国連軍縮フェローシップ事業参加者25名が,我が国の招待により来日します。
  2. 一行は,滞在中,東京において外務省から日本の軍縮・不拡散外交についての説明を受けるほか,気象庁の視察等を行います。また,広島、長崎においては原爆資料館の視察や被爆者との懇談,茨城県東海村では日本原子力研究開発機構の視察を行う予定です。
  3. 軍縮・不拡散分野における国際的取組の重要性が増している中,この研修事業に参加する多くの国の若手外交官が,我が国の積極的な取組に関する認識,核兵器使用の惨禍の実相等に関する理解を深めるとともに,これにより得られる知識,経験をもって,帰国後それぞれの国における軍縮・不拡散の政策立案に役立てられること及びこれら分野における国際協調の強化に寄与することが期待されます。

(参考)国連軍縮フェローシップ事業
(1)国連軍縮フェローシップは,特に開発途上国における軍縮専門家を育成するために,1978年の第1回国連軍縮特別総会において設置が決定され,1979年以来国連及びジュネーブ軍縮会議における研修,関係国への訪問等の形で毎年実施されてきている。我が国は,1982年の第2回国連軍縮特別総会における鈴木善幸総理演説において本計画参加者の広島及び長崎招待の提案を行い,翌83年以来毎年24名から30名の各国の若手外交官等の訪日を実現している。本年は29年目にあたり,これまでに700名を超える参加者が本邦を訪問している。

(2)本年度参加国
ベラルーシ,カーボヴェルデ,チリ,中国,ドミニカ共和国,エジプト,エストニア,ドイツ,ホンジュラス,ハンガリー,イラク,日本,カザフスタン,ケニヤ,マレーシア,メキシコ,ロシア,セルビア,南アフリカ,スペイン,スイス,トーゴ,タンザニア連合共和国,アメリカ合衆国,ウズベキスタン

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