報道発表

「小笠原諸島」のユネスコ世界遺産一覧表への記載(第35回世界遺産委員会における審議結果)

平成23年6月24日

6月19日(日曜日)から6月29日(水曜日)までの予定で,フランスのパリで開催されている第35回ユネスコ世界遺産委員会において、我が国から世界遺産に推薦していた「小笠原諸島」(Ogasawara Islands)の審議が行われ,

現地時間 6月24日(金曜日)15:50  
(日本時間 6月24日(金曜日)22:50)

に世界遺産一覧表に「記載」されることが決定されました。

【参考】
1.推薦資産名  小笠原諸島

2.推薦地    東京都小笠原村

3.経緯

 ユネスコの世界遺産一覧表記載に向けては、世界遺産暫定一覧表に記載されたものの中から、各締約国が記載推薦を行い、自然遺産については国際自然保護連合(IUCN)による審査をへて,世界遺産委員会において記載の可否が決定。

<自然遺産候補「小笠原諸島」(所在地:東京都)に係るこれまでの経緯>
平成19年 1月   我が国の世界遺産暫定一覧表に記載
平成22年 1月   「小笠原諸島」としてユネスコへ推薦書を提出
平成22年 7月   IUCNから派遣された専門家による現地調査
平成23年 5月7日  IUCNの評価結果及び勧告(「記載」勧告)が,ユネスコ世界遺産センターを経由して日本国政府に通知。
平成23年 6月24日 第35回世界遺産委員会委員会において「記載」決定
(※平成23年6月29日(同会議最終日)に正式に決議採択)

4.世界自然遺産としての価値(IUCN評価):

「小笠原諸島」については、以下の自然遺産の記載基準に合致するものとして世界遺産一覧表に記載する。

評価基準Ⅸ
 (生態系)陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や動植物群集の進化,発展において,重要な進行中の生態学的過程又は生物学的過程を代表する顕著な見本である。

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