報道発表

日ウクライナ外相会談

平成23年1月18日
(写真)日ウクライナ外相会談 (写真)日ウクライナ外相会談




本18日(火曜日)午後3時すぎから約40分間,前原誠司外務大臣は,グリシチェンコ・ウクライナ外務大臣(公式実務訪問賓客として訪日中のヤヌコーヴィチ・ウクライナ大統領に随行)との間で日ウクライナ外相会談を行いました。概要は以下のとおりです。

  1. 二国間経済関係
    (1)グリシチェンコ外相から,ウクライナの内政は安定してきており,日本企業が,長期的観点で投資を検討できる体制が整ってきており,今次大統領訪日により,日本との関係政治・経済を含む多様な面において発展させたい旨述べました。

    (2)前原大臣から,高い成長の潜在力を有するウクライナとの協力を強化したい旨応じ,両外相は,そのために投資協定締結交渉を開始すること,また,ウクライナにおける投資環境整備を進めることで一致しました。

    (3)グリシチェンコ外相から,ウクライナの農業面での高い潜在力は,商業面のみならず,世界の人口増や,アフリカへの支援の観点からも重要である旨述べました。これに対し,前原外相から,食料の多面的な供給確保は,私(前原大臣)が推進する経済外交の柱の一つであり,ウクライナの農業生産拡大につながる日本からの農業投資を促進すべく,検討を進めたい旨述べました。

    (4)京都議定書に基づくグリーン投資スキーム(GIS)を通じた協力に関し,前原大臣から,日本が支払った資金の適切な管理を申し入れるとともに,我が国の先進技術を活用した環境プロジェクトの早期実現への期待を表明しました。これに対し,グリシチェンコ外相から,GISを通じた協力を継続・強化したい旨述べました。
  2. 二国間の対話と協力
    (1)両外相は,ウクライナ・日本センターの果たしてきた役割を評価し,双方の協力の拠点とすべく協力していくことで一致しました。

    (2)両外相は,両国関係を一層進展させるため,両国外相による日・ウクライナ協力委員会を2011年中に開催すべく,緊密に連携していくことで一致しました。
  3. グローバルな課題に関する協力
    (1)グリシチェンコ外相は,日豪主導による核軍縮・不拡散に関する協力をはじめとした日本の核軍縮・不拡散分野での貢献を評価し,また,前原大臣は,ウクラナイナが昨年末に同国保有の高濃縮ウランの大部分を国外移送したことを評価しました。両外相は,核軍縮・不拡散の分野においても協力を深めていくことで一致しました。

    (2)この他,両外相は,国連安保理改革等についても緊密に協力していくことで一致しました。
このページのトップへ戻る
目次へ戻る