
ブルキナファソ共和国に対するコミュニティ開発支援無償資金協力「サヘル地方初等教員養成校建設計画」に関する交換公文署名式
平成21年7月13日

- 7月13日(月曜日)(現地時間同日)、ブルキナファソ共和国の首都ワガドゥグー市において、我が方杉浦勉駐ブルキナファソ国大使と先方ベドゥマ・アラン・ヨダ国務大臣、外務・域内協力大臣(M.
Bédouma Alain YODA, Ministre d'État, Ministre des Affaires
Étrangères et de la Coopération Régionale)との間で8億3,600万円の「サヘル地方初等教員養成校建設計画」(Projet
de Construction de l’Ecole Nationale des Enseignants du Primaire(ENEP)
de Dori)に関する交換公文の署名式が行われました。
- ブルキナファソは、サブ・サハラで2番目に貧困削減戦略文書(PRSP)を策定するなど、経済改革・民主化努力を続けているほか、西アフリカ地域の平和と安定にも大きく貢献しています。これらの取り組みを支援していくことは、我が国が対アフリカ外交を推進する上でも重要です。我が国は、ブルキナファソの深刻な貧困状況に鑑み、同国国民の生活改善に直接寄与する教育、水供給及び保健を中心とする基礎生活分野での協力を重視しています。なお、我が国は、昨年5月に行われた第4回アフリカ開発会議(TICADIV)において、アフリカに対する教育分野における支援を表明しており、本協力はこの政策を具体化するものです。
- 本計画は、ブルキナファソにおける教員不足の問題を改善し、教育環境の質を改善するために、サヘル地方における教員養成校新設に必要な資金を供与するものです。本協力により、教員養成校を卒業した有資格教員が増加することで、ブルキナファソにおける教育の質が改善されることが期待されます。
(参考) ブルキナファソ共和国は、面積約27万4.200平方キロメートル、人口は約1,520万人(2008年、UNFPA)、一人当たりGNI(国民総所得)は430ドル(2007年、世銀)