
マリ共和国に対する無償資金協力案件に関する交換公文署名式
平成21年7月8日

- 7月8日(水曜日)(現地時間、7月7日)、マリの首都バマコにおいて、我が方中川幸子駐マリ国大使と先方モクタール・ウアンヌ外務・国際協力大臣(S.
E. Monsieur Moctar OUANE, Ministre des Affaires Etrangères et de
la Coopération Internationale)との間で15億2,800万円の「第三次マリ-セネガル南回廊道路橋梁建設計画」(projet
de Construction des ponts sur le Corridor du Sud en République du
Mali et en République du Sénégal (phase Ⅲ))に関する署名式が行われました。
- マリは、安定した内政に支えられ、近年は先進諸国やアラブ諸国との協調を図るなど地域の安定化にも積極的に貢献しており、我が国の対アフリカ外交を推進する上で極めて重要な国です。
- 第三次マリ-セネガル南回廊道路橋梁建設計画は、セネガルの首都ダカールとマリの首都バマコを結ぶ幹線道路(南回廊)上にあるバフィン橋を建設するために必要な資金を供与するものです。
本計画により、6月から12月の増水期にも車輌での通行が可能となり、安定した旅客、貨物の交通が確保され、社会・経済が活性化することが期待されます。
- 我が国は、昨年5月の第4回アフリカ開発会議(TICADIV)において、広域インフラ整備への支援を表明しており、本計画はこの支援策を具体化するものです。
(参考) マリ共和国は、アフリカ西部に位置し、面積約124万平方キロメートル、人口約1,270万人(2008年)、1人あたりのGNI(国民総所得)500米ドル(2007年)。