
ベトナム社会主義共和国に対する無償資金協力案件に関する交換公文の署名式
平成21年7月6日
- 7月6日(月曜日)(現地時間同日)、ベトナム社会主義共和国の首都ハノイにおいて、我が方坂場三男駐ベトナム国大使と先方カオ・ドゥック・ファット農業農村開発大臣(Mr.
Cao Duc Phat, Minister of Agriculture and Rural Development)との間で、4億8,700万円を限度とする一般プロジェクト無償資金協力「第二次中南部海岸保全林植林計画」に関する交換公文の署名式が行われました。
- ASEAN諸国の均衡のとれた経済発展と社会の安定は、我が国の安全と繁栄にとり極めて重要です。力強い経済発展の可能性を持つベトナムは、我が国にとり、製造拠点、将来性のある輸出市場、エネルギー供給拠点として重要な位置づけにあります。
- ベトナムでは、長期にわたる戦火や森林伐採により、1945年には1,400万haであった森林面積が、1995年には930万haにまで減少しました。本件協力は、ベトナム中南部地域にあるクァンナム省及びクァンガイ省において、海岸保全林約892haを整備するものです。本計画の実施により、飛砂、強風、砂の移動等による農漁村への被害が軽減するとともに、対象村落における農地、居住地、道路、及び鉄道への被害の緩和と環境改善が進むことが期待されます。
(参考) ベトナム社会主義共和国は、東南アジア諸国連合(ASEAN)に加盟し、面積約32.9万平方キロメートル、人口約8,616万人(2008年)、1人当たりのGNI(国民総所得)は770ドル(2007年)。