報道発表

ネパール連邦民主共和国に対する無償資金協力(シンズリ道路建設計画(第三工区))に関する交換公文署名式

平成21年6月23日
  1. 6月23日(火曜日)(現地時間同日)、ネパール連邦民主共和国の首都カトマンズにおいて、日本側水野達夫駐ネパール国大使とネパール側ラメショア・プラサド・カナル財務省次官(Mr. Rameshore Prasad Khanal,Secretary,Ministry of Finance, the Government of the Federal Democratic Republic of Nepal)との間で43億3,300万円を限度とする一般プロジェクト無償資金協力「シンズリ道路建設計画(第三工区)」(The Project for Construction of Sindhuli Road (SectionⅢ))に関する交換公文の署名式が行われました。
  2. 日本は、ネパールにおける民主主義の定着と平和構築に向けた取組を促進するため、同国の社会経済基盤整備、地方の貧困削減、民主化・平和構築を重点分野として支援しています。交通の大部分を道路に依存するネパールで、シンズリ道路は首都カトマンズ近郊のドリケルと南部テライ平原のバルディバスを結ぶ東部の重要な幹線道路で、総延長160kmのうち約127kmが日本支援によって整備され、約117万人の周辺住民に裨益し、両国の友好関係の象徴ともなっています。
  3. 本件協力は、最後に残されている第三工区(クルコットからネパールトック間)のうち、約14kmの道路建設を行うために必要な資金を供与するものです。シンズリ道路の完成により、テライ平原と首都カトマンズとの間の走行距離が約200km短縮され、通年通行が可能となるとともに、農業生産地と消費地の間の交通改善により地域・市場経済の活性化等が見込まれます。

(参考) ネパール連邦民主共和国は、面積約14.7万平方キロメートル、人口約2,643万人(2007年)

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