
ソロモン諸島に対する無償資金協力2案件に関する交換公文署名式
平成21年6月17日
- 6月17日(水曜日)(現地時間同日)、ソロモン諸島の首都ホニアラ市において、日本側岩撫明在ソロモン臨時代理大使とソロモン側ノレン・レニ漁業・海洋資源大臣(Nollen
Leni, Minister for Fisheries and Marine Resources)との間で総額39億9,000万円を限度とする下記2案件に関する交換公文署名式が行われました。
(1)「ギゾ病院再建計画」(The
Project for Reconstruction of Gizo Hospital)
(2)「ホニアラ市及びアウキ市給水設備改善計画」
(The Project for Improvement of Water Supply System in Honiara and Auki)
- ギゾ病院再建計画(供与限度額 19億円)は、2007年4月に発生したマグニチュード8.1の地震により生じた津波によって多大な被害を受けたギゾ病院を、同規模の地震・津波等にも耐え得る病院として再建するものであり、同国の地方部における保健サービスの充実に寄与することが見込まれます。
- ホニアラ市及びアウキ市給水設備改善計画(供与限度額 20億9,000万円)は、首都ホニアラ市と地方中核都市の一つであるアウキ市において、水源設備や浄水施設を改善することにより、両市の住民に安全で安定的な水の供給がなされることが見込まれます。
- 本年5月には、第5回日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議(太平洋・島サミット)が開催されました。日本政府は、これまで一貫してソロモンを含む太平洋島嶼国の良きパートナーとして同地域に対する支援を行っており、本件協力は太平洋・島サミットで発表した日本の支援策の一環として行うものです。
(参考) ソロモン諸島は、オーストラリアの北東部方に位置する島嶼国で、面積は約2.89万平方キロメートル、人口は約53万人(2006年)