
セネガル共和国に対する無償資金協力2案件に関する交換公文署名式
平成21年5月29日

- 5月29日(金曜日)(現地時間同日)、セネガルの首都ダカールにおいて、日本側齊藤隆志駐セネガル国大使とセネガル側アブドゥライ・ディオップ経済・財政大臣(Monsieur
Abdoulaye DIOP, Ministre de l’Economie et des Finances)との間で総額23億1,700万円を限度とする下記2案件に関する署名式が行われました。
(1)「タンバクンダ州及びケドゥグ州保健施設整備計画」(供与限度額16億6,200万円:le
projet d’aménagement des infrastructures sanitaires dans les régions
de Tambacounda et Kédougou)
(2)「第二次マリ-セネガル南回廊道路橋梁建設計画」(供与限度額6億5,500万円:le
projet de Construction des ponts sur le Corridor du Sud en République
du Mali et en République du Sénégal (phase Ⅱ))
- セネガルは、西アフリカ域内やアフリカ連合(AU)で重要な地位を占めており、日本対アフリカ外交の基軸であるアフリカ開発会議(TICAD)プロセスに積極的に参画しています。日本は、昨年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD
IV)において、アフリカにおける母子保健サービスの拡充、広域インフラ整備等の支援を表明しており、本2案件はこのようなアフリカ支援の一環として実施されるものです。
- (1)タンバクンダ州及びケドゥグ州保健施設整備計画は、セネガル南東部に位置する両州の保健センター3カ所を新設し、医療機材を整備します。また、保健医療従事者を育成する州人材育成センターを改修するために必要な資金を供与するものです。
(2)本計画により、両州の住民約15万4,000人に対して良質な医療の提供が可能となり、各種保健指標の向上が期待されます。
- (1)第二次マリ-セネガル南回廊道路橋梁建設計画は、セネガルの首都ダカールとマリの首都バマコを結ぶ幹線道路(南回廊)上にあるセネガルとマリの国境橋(ファレメ橋)を建設するために必要な資金を供与するものです。
(2)本計画により、6月から12月の河川の増水期にも車輌での通行が可能となり、安定した旅客、貨物の交通が確保され、社会・経済の活性化が期待されます。
(参考)セネガル共和国は、アフリカ西部に位置し、面積約19.71万平方キロメートル、人口約1,220万人(2007年)、1人あたりのGNI(国民総所得)750米ドル(2006年)。