
ブルキナファソに対する無償資金協力2案件に関する交換公文署名式について
平成21年4月2日
- 4月2日(木曜日)(現地時間同日)、ブルキナファソの首都ワガドゥグ市において、日本側岡村善文駐ブルキナファソ国大使(コートジボワールにて兼轄)とブルキナファソ側ミナタ・サマテ・セスマ域内協力担当外務・域内協力大臣付副大臣(SEMme
Minata SAMATE CESSOUMA, Ministre délégué auprès
du Ministre des Affaires Etrangères et de la Coopération Régionale,
chargé de la Coopération Régionale du Burkina Faso)との間で、総計17億9,800万円の下記2案件に関する交換公文の署名式が行われました。
(1)第四次小学校建設計画(供与額:9億9,800万円)(projet
de construction d’écoles primaires (Phase IV))
(2)食糧援助(供与額:8億円)
- 日本は、昨年5月に行われた第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)において、教育分野での支援を拡大することを表明しており、本件協力はその一環として実施するものです。また、日本は、様々な場において、アフリカにおける食料価格高騰への取組みについて表明していますが、ブルキナファソに対する食糧援助はその支援策を具体化するものの一つとなります。
- (1)第四次小学校建設計画は、ブルキナファソ中部の4県(ヤテンガ県、ブルキエンデ県、クリテンガ県、ブルグ県)を対象に約200教室の建設及び教室用機材等を整備するものです。本計画の実施により、適切な学習環境を備えた教室が整備され、約1万人の児童の学習環境が改善され、同国における教育の質の向上に寄与することが期待されます。
(2)食糧援助は、昨年来の世界的な食料危機に対応するため、小麦粉の調達に必要な資金を供与するものです。
(参考)ブルキナファソは、面積約27万平方キロメートル、人口1,400万人(2007年、UNFPA)、人口1人当たりのGNI(国民総所得)440米ドル(2006年、世銀)。