
DACによる2008年(暦年)の各国ODA実績(暫定値)の公表
平成21年3月30日
- 3月30日(月曜日)OECD・DAC(経済協力開発機構・開発援助委員会)事務局が2008年(暦年)の各国のODA実績(暫定値)を公表しました。主要点は以下のとおりです(各国別の詳細資料は別添)。
- DAC加盟22か国のODA総額は、前年比15.7%増の1,198億ドルとなり、2005年実績以来3年ぶりに過去最高額を更新しました。これは債務救済を除いた無償資金協力や技術協力等、二国間援助の増加が主な要因です。
- 日本の支出純額(ネット)実績は、前年比21.9%増の93億6,000万ドル(9,690億円)となり、対前年増加率(名目)はG7各国中第1位です。また、支出総額(グロス)実績でも、前年比28.3%増の174億ドル(1兆8,010億円)となり、ODA事業量は3年ぶりに増加となりました。この増加は、国際機関向け拠出・出資等の支出の増加(前年比43.1%増)と円高(2007年117.8円/米ドル⇒2008年103.5円/米ドル)が主な要因です。
- DAC加盟国の中で、日本は、ネット値で米国(260億1,000万ドル)、ドイツ(139億1,000万ドル)、英国(114億1,000万ドル)、フランス(109億6,000万ドル)に次ぐ第5位(昨年同様)となりました(グロス値では、昨年の3位から2位に上昇)。
- ODAの対GNI比については、DAC全体の平均で0.30%(前年は0.28%)、日本は0.18%(前年は0.17%)となりました。これはDAC加盟22か国中、21位(前年は第20位)です。
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