報道発表

マリ共和国に対する無償資金協力案件に関する交換公文署名式について

平成21年3月23日
  1. 3月20日(現地時間3月19日)、マリ共和国の首都バマコにおいて、日本側中川幸子駐マリ国大使とマリ側モクタール・ウアンヌ外務・国際協力大臣(Son Excellence Monsieur Moctar OUANE, Ministre des Affaires Etrangères et de la Coopération Internationale)との間で6億8,700万円の「カティ市教員養成学校建設計画」(projet de construction d’un institut de formation des maîtres à Kati)に関する交換公文の署名式が行われました。
  2. 日本は、昨年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)等の場において、教育及び人材育成を日本のアフリカ支援の重点分野の一つとすることを表明しています。マリは、増え続ける児童数に対する教員不足が深刻な問題となっており、新規教員の養成や教員の能力向上に取り組んでいます。
  3. (1)カティ市教員養成学校建設計画は、有資格教員を養成するため、カティ市に教員養成学校を建設して専門課程に必要な教育用教材等の整備に必要な資金を供与するものです。
    (2)同計画の実施により、カティ市教員養成学校から毎年130名強の新規教員が輩出されることが見込まれます。また、教員養成学校を卒業した有資格教員が増加することで、マリにおける基礎教育の質が向上することが期待されます。

(参考)
マリ共和国は、アフリカ西部に位置し、面積は約124万平方キロメートル、人口は1,430万人(2007年)、1人あたりのGNI(国民総所得)は440米ドル(2006年)。

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