報道発表

ブータン王国に対する無償資金協力3案件に関する交換公文署名式について

平成21年3月13日
  1. 3月13日(金)(現地時間同日)、インドのニューデリーにおいて、日本側堂道秀明駐ブータン国大使(インドにて管轄)とブータン側ヴェツォプ・ナムギャル駐印ブータン王国大使(H.E. Mr. Vetsop Namgyel, Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary of the Kingdom of Bhutan to India) との間で総額4億4,200万円を限度とする、下記3案件に関する交換公文の署名式が行われました。
    (1)  第三次橋梁架け替え計画(詳細設計)(供与限度額:6,200万円)(The Project for Construction of Bridges(Phase Ⅲ))
    (2)  貧困農民支援(供与額:1億8,000万円)
    (3)  ノン・プロジェクト無償(供与額:2億円)
  2. ブータンは日本の伝統的な友好国です。ブータンは、昨年3月に初の総選挙を行うなど民主化への努力を着実に進めており、日本は、農業・農村開発、経済基盤整備、社会開発等に重点を置いて、同国の民主化、社会・経済発展を支援してきています。
  3. (1)第三次橋梁架け替え計画は、ブータンを南北に縦断する国道5号線上にある、損傷が激しい6橋の架け替えを行うものであり、本件協力はその詳細な設計を行うために必要な資金を供与するものです。
    (2)貧困農民支援は、険しい山岳地帯にある農地でも小回りが利き、丈夫で操作が簡単なことから需要が非常に高い二輪トラクターを調達するための資金を供与するものです。
    (3)ノン・プロジェクト無償は、経済成長を通じた貧困削減に取り組むブータン政府に対し、厳しい経済状況を緩和するために必要な資金を供与するものです。

 

(参考)ブータン王国

首都:ティンプー、面積:約4万6,500平方キロメートル(九州の約1.1倍)、人口:約66万人(2007年世銀資料)、一人あたり国民所得:約1,770米ドル(2007年世銀資料)

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