
エチオピア連邦民主共和国に対する無償資金協力案件に関する交換公文署名式について
平成21年3月10日
- 3月10日(火曜日)(現地時間同日)、エチオピア連邦民主共和国の首都アディスアベバにおいて、日本側駒野欽一駐エチオピア国大使とエチオピア側アーメド・シデ財務・経済開発担当国務大臣(Mr.
Ahmed Shide, State Minister of Finance and Economic Development)との間で総計5億5,700万円を限度とする「地下水開発機材整備計画」に関する交換公文の署名式が行われました。
- 我が国は、昨年5月の第4回アフリカ開発会議(TICADⅣ)等、様々な場において、アフリカにおける平和の定着を支援することを表明しています。エチオピアは、干ばつ、貧困、飢餓等の問題を抱えつつも、ソマリア、スーダン等の紛争国を有する東アフリカの「アフリカの角」の中で、着実に民主化・経済改革を進めつつ、貧困削減等の開発課題に取り組んできています。
- (1)地下水開発機材整備計画(供与限度額5億5,700万円)は、地下水開発分野での人材育成機能の整備及び強化を図るため、エチオピア各地の計10箇所の給水分野の人材育成機関(「エチオピア給水技術センター」、9校の「職業訓練校」)に対して地下水開発及び給水事業訓練用機材を供与するものです。
(2)同計画の実施により、「エチオピア給水技術センター」及び「職業訓練校」の訓練カリキュラムにおける訓練の質が改善され、エチオピアにおける地下水開発分野での人材育成が向上することが期待されます。
(参考)エチオピア連邦民主共和国はアフリカ東北部に位置し、面積は約109.7万平方キロメートル(日本の約3倍)、人口は約7,720万人、一人当たりGNI(国民所得)は約170米ドルです。