
タンザニア連合共和国に対する無償資金協力2件に関する署名式について
平成21年3月3日
- 3月3日(火曜日)(現地時間同日)、ダルエスサラーム市において、日本側中川坦駐タンザニア国大使とタンザニア側ラマダニ・キジャ財務経済次官(Mr.
Ramadhani M. Khijjah, Permanent Secretary, Ministry of Finance and Economic
Affairs)との間で総額5億4,300万円を限度とする下記2案件に関する交換公文の署名式が行われました。
(1)「ムワンザ州及びマラ州給水計画(詳細設計)」(the Project for Rural Water
Supply in Mwanza and Mara Regions)
(2)「第二次オイスターベイ送配電施設強化計画」(the Project for Reinforcement
of Transmission and Distribution Facilities in Oyster Bay Substation (Phase
II))
- ムワンザ州及びマラ州給水計画(詳細設計:供与限度額 2,300万円)は、タンザニア北部のムワンザ州及びマラ州で深井戸等の給水施設を整備するものであり、本件協力はその詳細な設計を行うために必要な資金を供与するものです。本件協力により、約5万5,000人に安全な水が供給される(現在は約9,000人)ことが見込まれます。
- 第二次オイスターベイ送配電施設強化計画(供与限度額 5億2,000万円)は、ダルエスサラーム市近郊の配電設備の増設を行うものです。本件協力により、対象地域の需要世帯約22万人への電力供給量が向上するとともに、周辺変電所に対する過剰な負担が緩和され、安定した電力の供給が見込まれます。
- 日本は、昨年5月に行われた第4回アフリカ開発会議(TICADIV)において、電力網の開発・拡大等のインフラ支援や、水・衛生施設整備の推進を重点支援分野に定めており、これらの案件はその対アフリカ支援策を具体化するものです。
(参考)
タンザニア連合共和国はアフリカ東岸に位置し、面積が日本の約2.5倍(94.5万平方キロメートル)、総人口は4,043万人であり、1人あたりGNI(国民総所得)は400ドル。