
キルギス共和国に対する無償資金協力「チュイ州橋梁架け替え計画」に関する書簡の交換について
平成21年2月19日
- 2月19日(木曜日)(現地時間同日)、キルギス共和国の首都ビシュケクにおいて、日本側飯塚裕一在キルギス国臨時代理大使とキルギス側スルタノフ・マラト財務大臣(Mr.
SULTANOV Marat, Minister of Finance) との間で6億3,500万円を限度とする無償資金協力「チュイ州橋梁架け替え計画」(the
Project for Reconstruction of Bridges in Chui Oblast)に関する交換公文の署名式が行われました。
- キルギスを含む中央アジア地域は、ロシア、中国、中東、南アジアに隣接し、地政学上重要な位置にあり、また、キルギスは親日的な国でもあります。我が国は、同国の市場経済化と経済の持続的成長のため、基礎生活分野、経済インフラの整備等に重点を置いて支援を行ってきています。
- 本計画は、同国の首都ビシュケクと隣国カザフスタン等を結ぶ国際幹線道路上の老朽化している3橋梁((1)アラメジン橋、(2)アラアルチャ橋及び(3)ケンブルン橋)の架け替えを行うものです。本件協力により、国際幹線道路としての交通・輸送の安全が確保(橋梁耐荷力24から28トン→41トン)され、また、橋面の平坦性が向上し、通過速度5キロメートルから時速10キロメートルが時速60キロメートルに上がり、物的・人的交流が促進され、キルギスのみならず、中央アジア周辺地域の社会経済活動が活性化されることが見込まれます。
(参考)キルギス共和国は、中央アジアに位置する内陸国であり、人口は約540万人(2007年、国連人口基金)、一人当たりGNI(国民総所得)は590ドル(2007年、世銀)。