報道発表

マリ共和国に対する無償資金協力2案件に関する交換公文署名式について

平成21年2月6日
  1. 2月6日(金曜日)(現地時間同日)、マリの首都バマコにおいて、日本側中川幸子駐マリ国大使とマリ側モクタール・ウアンヌ外務・国際協力大臣(S. E. Monsieur Moctar OUANE, Ministre des Affaires Etrangères et de la Coopération Internationale)との間で総額1億6,100万円を限度額とする下記2案件に関する署名式が行われました。
  2. (1)「予防接種体制整備計画」(le projet de renforcement du système de vaccination)

    (2)「第二次マリ-セネガル南回廊道路橋梁建設計画(詳細設計)」(le projet de Construction des ponts sur le Corridor du Sud en République du Mali et en République du Sénégal (phase Ⅱ))

  1. 昨年5月の第4回アフリカ開発会議(TICADIV)において表明したとおり、我が国はアフリカにおけるインフラ整備や保健・医療等の重要性を認識しており、マリにおいても貧困削減や経済改革を支援するため、基礎生活分野やインフラの整備を中心に支援を実施しています。
  2. (1)予防接種体制整備計画(供与限度額1億4,600万円)は、マリの予防接種拡大計画を支援するため、ワクチンを保管する冷蔵室、冷蔵庫等を整備するために必要な資金を供与するものです。
  3. (2)本計画により、ワクチンの保冷容量が3倍に増加するため、予防接種を適切な時期に行うことができるようになります。

  1. (1)第二次マリ-セネガル南回廊道路橋梁建設計画(詳細設計:供与限度額1,500万円)は、セネガルの首都ダカールとマリの首都バマコを結ぶ幹線道路(南回廊)上にある国境橋(ファレメ橋)を建設するものであり、本件協力はその詳細な設計を行うために必要な資金を供与するものです。
  2. (2)本計画により、6月から12月の増水期にも車輌での通行が可能となり、安定した旅客、貨物の交通が確保され、社会・経済が活性化することが期待されます。  

(参考) マリ共和国は、アフリカ西部に位置し、面積約124万平方キロメートル、人口約1,430万人(2007年)、1人あたりのGNI(国民総所得)440米ドル(2006年)。

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