
ジンバブエ共和国に対する無償資金協力に関する交換公文署名式について(ジンバブエ共和国における小児感染症予防計画)
平成21年1月23日
- 1月23日(金曜日)(現地時間同日)、ジンバブエの首都ハラレにおいて、我が方森田幸一駐ジンバブエ大使と先方ローランド・モナーシュ国際連合児童基金(UNICEF)在ジンバブエ事務所臨時代表(Mr.
Roeland Monasch, the Representative a.i. of the UNICEF Office in Zimbabwe)との間で、2億2,100万円の無償資金協力「ジンバブエ共和国における小児感染症予防計画(the
Project for Infectious Diseases Prevention for Children in the Republic
of Zimbabwe)」に関する交換公文の署名式が行われました。
- ジンバブエでは、2000年6月の強制土地収用に起因する政情不安や、干ばつ等により経済活動及び国民生活に大きな困難が生じています。我が国は、ジンバブエの民主化、人権状況等を勘案しつつ、人間の安全保障の観点から、一般住民に広く裨益する緊急人道、保健医療等の分野で支援を行ってきています。
- 本件計画は、UNICEFと協力し、ジンバブエにおいて感染症対策を実施するために必要な予防接種用ワクチン(はしか、ポリオ、BCG等)及びマラリア予防のための長期残効型殺虫剤含有蚊帳約15万帳を供与するものです。
- 本件協力により、ジンバブエにおいて約170万人の子どもたちが予防接種を受けることが可能となり、また、同国におけるマラリア感染予防率が高まることが期待されます。
(参考) ジンバブエ共和国は、面積約39万平方キロメートル、人口1,320万人(2006年)、人口1人当たりのGNI340米ドル(2006年、世銀)。