報道発表

第1回日タイ領事当局間協議について

平成19年3月14日
  1. 3月14日(水曜日)、谷崎泰明領事局長をはじめとする外務省及び関係省庁の担当者は、タイ・バンコクにおいて日タイ領事当局間協議を行った。同協議は、今回が初会合であり、今年の日タイ修好120周年を記念して、今後の両国関係の発展を図る一環として、出入国管理の問題や自国民の保護をはじめとする二国間の領事分野の諸問題について意見交換を行った。タイ側からは、ティラクン・ニヨム領事局長をはじめ、外務省及び関係省庁の担当者が出席した。
  2. 出入国・在留関係

    (1)双方は、人身取引対策の強化に向けて、昨年設置された日・タイ人身取引共同タスクフォースの活動を今後活性化させ、情報交換や犯罪組織の取り締まりに向けた一層の協力につき意見の一致を見た。

    (2)我が方より、タイにおける旅券の偽造や我が国への不法入国の問題を取り上げ、対策を申し入れたのに対し、タイ側は取り締まり強化に努める旨述べた。

    (3)我が方より、日タイ観光促進のため、ビジット・ジャパン・キャンペーンの重点対象国であるタイからの観光ツアー参加者への査証手続の簡素化措置をとった旨述べた。また、タイにおける邦人観光客を狙った犯罪の取り締まり強化を要請したのに対し、タイ側は協力する旨述べた。

    (4)日タイビジネス交流促進のため、タイ側より商用数次査証発給の要件緩和等を要請し、我が方は在留邦人企業関係者の滞在許可の要件緩和を要請した。双方は、各々相手側の要請を前向きに検討する旨述べた。

  3. 自国民の保護等

    (1)双方は、テロや津波等の自然災害等の大規模緊急事態が発生した際に、互いに相手国国民の安否確認等に協力しあうことで意見が一致した。

    (2)双方は、鳥・新型インフルエンザ対策に係る情報交換を通じて互いの防疫・自国民保護に役立てることに意見の一致を見た。

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