
世界エイズ・結核・マラリア対策基金に対する拠出について
平成19年3月2日
- 3月1日(木曜日)、我が国政府は、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(以下、世界基金)に対し、約1億8,600万ドル(約206億円)を拠出することを決定した。
- 現在、エイズ、結核、マラリアという三大感染症の蔓延により、毎年世界で600万人の生命が奪われている。特にエイズの感染はアジア諸国を含めて年々増加傾向にあり、世界の感染者数は3,950万人と推定されている。今回の拠出は、我が国が開発途上国等における感染症対策の強化に果たす世界基金の役割を重視し、地球規模の感染症対策を引き続き支援するとの考えにより行うものである。
- 今回の拠出は、2005年6月、小泉純一郎総理(当時)が世界基金への拠出を増額し、当面5億ドルを拠出すると表明したことを受けたもの。5億ドルのうち約1億3000万ドルを、2006年3月に拠出済みである。
(参考)世界エイズ・結核・マラリア対策基金
2000年の九州・沖縄サミットが契機となって、開発途上国等における三大感染症への対策を資金支援するために、2002年1月に設立された機関(本部:ジュネーブ)。これまでに136か国における450件以上の事業に対し、71億ドルを上限とする資金支援を承認している。