
「日中21世紀交流事業」中国高校生中期招へい事業の開始について
平成19年1月31日
- 今般、日中関係の未来を担う高校生を中心とする青少年の交流を目的に進められている「日中21世紀交流事業」の中期招へい事業が開始され、40名の中国人高校生(男12名、女28名 詳細(※)下記参照)が、日本の高校での体験留学、ホームスティ、日本の高校との意見交換プログラム等を送りながら約1ヶ月滞在する。
- 本件招へい事業は国際交流基金日中交流センターと財団法人日本国際協力センター(JICE)が共催で実施する事業で、中国高校生一行40名は1月31日(水曜日)に来日し、東京において、歓迎会、外務省訪問、都内視察等を行った後、日本国内9都道府県15校(北海道、宮城県、茨城県、大阪府、兵庫県、徳島県、島根県、福岡県、沖縄県)に移動し、2月5日から18日の期間に体験留学を行う。また、その間、ホームスティを通じ、日本の家庭生活も経験する。
- 本事業の実施を通し、中国高校生は日本の社会や日本人と直接ふれあい、真の日本を自分の目や体で体験することにより、日中青少年間の相互理解を増進し、両国友好関係の強固な基礎を築くことが期待される。
- なお、2月1日(木曜日)、中国高校生一行は浅野勝人外務副大臣を表敬し、懇談を行う予定。
(参考)
1.日程
日程
日付 |
予定 |
平成19年1月31日(水曜日) |
中国高校生 北京発、成田着 |
平成19年2月1日(木曜日) |
生活オリエンテーション(於:国際交流基金)、歓迎会、外務省表敬 |
平成19年2月2日(金曜日) |
日本理解基礎講座、都内視察 |
平成19年2月3日(土曜日) |
日本に関するオリエンテーション、体験的日本語学習 |
平成19年2月4日(日曜日) |
受入各地へ移動、オリエンテーション |
平成19年2月5日(月曜日) ~16日(金曜日) |
体験留学、報告会 |
平成19年2月17日(土曜日) ~25日(日曜日) |
ホストファミリーとの歓送会、意見交換プログラム |
平成19年2月26日(月曜日) |
報告会、歓送会(於:国際交流基金(東京)) |
平成19年2月27日(火曜日) |
成田空港発 帰国 |
(※黒龍江省・湖南省・陜西省・内蒙古自治区・天津市・重慶市から選抜。中国国内で中学課程を終了した日本語または英語専攻の生徒(14-18歳))
2.日中21世紀交流事業
- 日本での直接の体験や生活、交流を通じて、日中両国の長期的な関係発展の基礎となる国民相互間、特に青年間の信頼関係を育むことを目的とする。
- 本件交流事業は、日中友好会館による短期招へい事業(中国人高校生1,100名を約10日間招へい)、国際交流基金日中交流センターによる中長期招へい事業(約100名(中期:約1ヶ月、長期:1年))を中心に構成され、中国側の派遣実施機関は中国教育部。
- 本件事業の実施により、今年度内に約1,200名の日中両国の高校生交流が行われるが、この事業において、日中両国の高校生同士、更には高校生と市民がお互いを良く知り合えるよう学校生活、共同活動、ホームスティ等、直接交流ができるプログラムを実施し、多面的な理解を促すよう工夫する。