報道発表

タンザニアに対する無償資金協力(「キルワ道路拡幅計画(第1期)」)について

平成18年6月6日
  1. わが国政府は、タンザニア連合共和国政府に対し、総額11億5,200万円を限度とする無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が、6月6日(火曜日)、ダルエスサラームにおいて、わが方池田勝也駐タンザニア国大使と先方グレイ・ムゴンジャ大蔵次官(Mr. Gray S. Mgonja, Permanent Secretary, Ministry of Finance)との間で行われた。
  2. タンザニアでは、「貧困削減戦略(2000年策定)」において、都市および農村へのアクセス改善、幹線道路の改修および維持管理などを基本政策としつつ、全国的に物資と人々の移動の円滑化を向上させるための道路開発を目標としている。
     しかしながら、タンザニア経済の復興に伴う都市の急激な拡大と交通需要の目覚ましい増加によって、都心部への交通集中が激化しており、ダルエスサラーム市内道路の交通量は著しく増加し、深刻な交通混雑が発生している。
     このような状況の下、タンザニア政府は、ダルエスサラーム市内の幹線道路であるキルワ道路について、混雑緩和と走行安全の確保のための道路の拡幅整備に必要な資金につき、わが国に対し無償資金協力を要請してきたものである。この計画の実施により、対象区間において交通混雑の緩和および走行安全の確保が実現されるとともに、輸送の利便性の向上や将来の地域開発に資することが期待される。
  3. なお、本支援は、昨年4月に開催されたアジア・アフリカ首脳会議において小泉純一郎総理大臣が表明したアフリカ支援の一環として実施されるものである。

(参考)

 タンザニアは、東アフリカに位置する人口約3,770万人の国であり、1人あたりGNI(国民総所得)は275ドルである。

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