
コスタリカの国立音楽センターに対する一般文化無償資金協力について
平成18年6月3日
- わが国政府は、コスタリカ共和国政府に対し、国立音楽センターが楽器を購入するため(he Project for the Improvement of Musical Instruments of the National Center for Musict/el proyecto para el mejoramiento de instrumentos musicales del Centro Nacional de Musica")、5,590万円を限度とする額の一般文化無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が6月3日(土曜日)(現地時間6月2日(金曜日))、サン・ホセにおいて、わが方鷲見 良彦駐コスタリカ共和国特命全権大使と先方ブルーノ・スタニョ・ウガルテ外務・宗務大臣(Mr.Bruno Stagno Ugarte, Minister of Foreign Affairs and Worship)との間で行われた。
- 国立音楽センターは、1941年に創立され、国立交響楽団、音楽学校、交響合唱団、オペラ団という4つの付属機関を擁する音楽振興機関として、同国の音楽教育・文化水準の向上に大きな役割を果たしている。また、国立交響楽団の芸術監督は日本人指揮者小松長生氏が務めており、同楽団は2005年の日・中米交流年に際し日本での記念公演を行っている。
- 同センターは同国における音楽教育・振興活動の更なる拡大・充実を目指しているが、同センターが有する楽器は老朽化しているため、音楽活動の拡大に支障を来しており、また、同国の厳しい財政状況のため、必要機材の購入も困難な状況にある。
このような状況の下、コスタリカ政府は、国立音楽センターが楽器を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して一般文化無償資金協力を要請してきたものである。