
「日中韓投資に関する法的枠組み政府間協議」および「同ビジネス環境整備政府間メカニズム」第5回会合の開催について
平成18年4月10日
- 「日中韓投資に関する法的枠組み政府間協議」および「同ビジネス環境整備政府間メカニズム」第5回会合は、4月11日(火曜日)から13日(木曜日)までの間、韓国(ソウル)において開催される。
- この会合へは、わが国から佐藤悟外務省経済局審議官、永塚誠一経済産業省通商政策局通商交渉官ほかが、中国側からは孫鵬(SUN Peng)商務部外国投資管理司副司長ほかが、韓国側からは洪志仁(HONG Ji-in)外交通商部地域通商局審議官ほかが出席する予定である。
- 本件協議は、一昨年11月の日中韓首脳会合(ビエンチャン)で策定された「日中韓協力に係る行動戦略」により設置されたものであり、昨年は、5月の第1 回会合(北京)、8月の第2回会合(ソウル)、10月の第3回会合(東京)、11月の第4回会合(中国・廈門)において、あり得べき三国間の投資に関する法的枠組みと、投資に関連するビジネス環境の改善策について議論が行われてきた。
- 今回の第5回会合では、昨年11月の第4回会合での議論を基に、日中韓三国間投資協定交渉の開始に向けた議論が継続されるともに、ビジネス環境整備のために日中韓三国それぞれが行う取組について協議が行われる予定である。
(参考)
2004年11月、日中韓首脳会合で策定された「日中韓協力に関する行動戦略」(抜粋)
【直接投資】
「三国は、投資に関する法的枠組みを時宜を得た形で探求するための協議を行う。」
【ビジネス環境の改善】
「三国は、出来るだけ速やかに共同研究で合意に達した措置を実施する。三国は、提言の実施状況をフォローアップし、またビジネス分野からのインプットを得つつビジネス環境改善に向けて追加的な措置を取るための三国間の政府間のメカニズムを創設する。進捗は、経済局長会合を通じて、閣僚会議へ報告される。」