
「日本・UNDP(国連開発計画)インフラ共同研究」発表会開催について
平成18年3月8日
- 3月9日(木曜日)(現地時間8日)にニューヨークにおいて、「日本・UNDPインフラ共同研究」発表会が開催される。
- 本発表会では、1998年にノーベル経済学賞を受賞したアマルティア・セン教授(ハーバード大学)による基調講演のほか、大島賢三国際連合日本政府代表部大使、西本昌二UNDP開発政策局長が冒頭挨拶を行う予定である。各国大使、国連職員、学者・研究者等多くの開発援助関係者の参加が見込まれている。
- この共同研究は、2004年にわが国とUNDPが合意して始めたものであり、わが国がUNDPと行った初めての共同研究であり、日本の開発経験を土台に、途上国の経済開発、貧困削減におけるインフラの重要性について、研究成果を取りまとめたものである。具体的には、灌漑用水路、排水路、井戸、簡易舗装道路・簡易橋、電源施設、学校施設・教室、診療施設、市場など小規模なコミュニティー・ベースのインフラが貧困削減に果たす役割に焦点を当て、ザンビア、セネガル、バングラデシュ、タイの4つの国において、日本、英国、UNDP等が実施したプロジェクトを検証し、これらケース・スタディを通じて、政策形成段階、ガバナンス、基本設計・維持管理などで必要な留意事項について提言をまとめている。