
「開発・人道支援・環境分野の国連システムの一貫性に関するハイレベル・パネル」について
平成18年2月17日
- 2月17日(金曜日)(現地時間2月16日(木曜日))、ニューヨークにおいて、コフィ・アナン国連事務総長が、「開発・人道支援・環境分野の国連システムの一貫性に関するハイレベル・パネル」の設置を発表した。このパネルには、わが国より、武見敬三参議院議員(元外務政務次官)が15人のメンバーの一人として参加することとなっている。
- 本パネルは、昨年9月の国連首脳会議の成果文書で、国連事務総長に対し、国連の事業活動のマネージメントおよび連携を強化するための作業を開始すること、特に、開発、人道支援および環境分野の活動をより強力に管理していくための提案を行うことが求められたことを受けて設置された。
- 今後、本パネルは、数回の会合を開催し、現在の世界の経済・社会環境に合わせて、開発、人道支援および環境分野の国連システムの重複をなくし相互の一貫性を確保し、より効果的な活動を行うための諸施策につき議論していくこととなっており、本年9月までに報告書をまとめる予定である。
(参考)
本パネルのメンバー
- 共同議長
アジーズ・パキスタン首相、ディオゴ・モザンビーク首相、ストルテンベルグ・ノルウェー首相
- メンバー
武見参議院議員、ブラウン英蔵相、セヴェリノ仏開発庁長官、グリーンヒル加国際開発庁長官、ミシェル開発・人道支援担当欧州委員(ベルギー人)、シャイナー米国務省次官、ジャコビー・スウェーデン外務省開発協力局長、ラゴス・チリ大統領、ムカパ前タンザニア大統領、デルビシュ国連開発計画(UNDP)総裁、ボーゲ国際農業開発基金(IFAD)総裁、エル=アシュリー国連財団シニアフェロー(エジプト人)
- 事務局長
アミン国連環境計画(UNEP)NY事務所長(ケニア人)