
第4回日本・太平洋諸島フォーラム(PIF)首脳会議(通称:太平洋・島サミット)の開催について
平成17年10月21日
- 第4回日本・太平洋諸島フォーラム(PIF)首脳会議(通称:太平洋・島サミット)は、明年5月26日(金曜日)および27日(土曜日)、沖縄県において開催される。
- 第4回首脳会議においては、小泉純一郎総理と次期太平洋諸島フォーラム(PIF)議長であるマイケル・ソマレ・パプアニューギニア首相が共同議長をつとめることとなる。
- 「太平洋・島サミット」は、太平洋の国々であるPIF加盟14ヶ国・2地域とわが国の首脳が一堂に会し、太平洋地域情勢や日・PIF関係等につき忌憚のない意見交換を行うものである。
- なお、本件に関連して、10月28日(金曜日)及び29日(土曜日)、パプアニューギニアの首都ポートモレスビーに於いてPIFと域外国との対話が行われ、本件サミットについても議論が行われる。本件域外国対話には有馬政府代表が出席する予定である。
(参考)
- 目的及び概要
わが国と太平洋島嶼国との関係を強化し、同地域の発展に共に取り組むために、1997年以降3度開催(1997年東京・橋本総理。2000年宮崎・森総理。2003年沖縄・小泉総理)。同サミットは、わが国総理が、PIF諸国首脳と定期的に意見交換する絶好の機会となっており、その成果はわが国の対島嶼国外交の基礎となっている。
- 内容
第3回サミットで採択された「沖縄イニシアティブ」の以下の5つの柱を踏まえ、今回はこれをさらに発展させるべく、PIFの将来的な地域協力と発展に向けた議論を行う。
(1)安全保障の強化
(2)より安全で持続可能な環境
(3)教育および人材育成の改善
(4)保健および衛生の改善
(5)より活発で持続可能な貿易および経済成長
(注1)太平洋諸島フォーラム(Pacific Islands Forum, PIF)
(1)豪州、ニュージーランドも含めた14ヶ国・2地域で構成される地域的国際機関。わが国は、毎年PIF加盟国の首脳が集う総会の直後に行われる同フォーラムの域外国対話に参加(昨年8月のPIF域外国対話(於.サモア)には阿部外務副大臣(当時)が出席)しているほか、議長国の首脳等を外務省賓客として招聘する等、わが国は同フォーラムとの関係を重視。
(2)PIF加盟国・地域(14ヶ国・2地域)
- 14ヶ国・・・豪州、ニュージーランド、フィジー諸島共和国、キリバス共和国、マーシャル諸島共和国、ミクロネシア連邦、ナウル共和国、パラオ共和国、パプアニューギニア、サモア独立国、ソロモン諸島、トンガ王国、ツバル、バヌアツ共和国
- 2地域・・・・クック諸島、ニウエ
(3)「太平洋諸島フォーラム(PIF)」は1971年に「南太平洋フォーラム(SPF)」として発足し、2000年10月の総会で現在の名称に変更された。
(注2)PIF域外国対話
1989年来、毎年PIF総会直後に開かれるPIFと非加盟国との協議の場。我が国は1989年より参加しており、PIF側より総会についてのブリーフを受けつつ、大洋州情勢及び日・PIF協力につき意見交換を実施している。