
第2回アジア協力対話(ACD)環境教育推進対話~生産と生活のグリーン化~の開催について
平成17年9月15日
- 第2回アジア協力対話(ACD)環境教育推進対話~生産と生活のグリーン化~は、9月20日(火曜日)から21日(水曜日)まで、外務省および横浜市において、外務省主催により開催される。
- この対話には、わが国政府から、谷川秀善外務副大臣および外務省、文部科学省、環境省、経済産業省の関係者が出席する予定であるほか、ACD参加国政府およびUNEP(国連環境計画)等の国際機関のほか、わが国内外のNGO(非政府組織)、研究機関、産業界から環境教育分野の関係者が参加する。
- この対話は、アジア地域における持続可能な開発の実現を目指し、アジア各国の国民、特に次世代の担い手となる児童、青少年の間の環境に対する意識・関心を高めることを目的としている。そのために、ACDの枠組みを活用し、政策決定に携わる者との間で環境教育の重要性および有効性を共有し、国際機関やNGO等との連携強化を図りつつ、参加国の環境教育政策策定や将来の具体的プログラムの形成・実施の一助となる機会を提供することを目指すものである。今回の第2回対話は、「生産と生活のグリーン化」をテーマに、生産の中心である企業の取組と、生活の中心となる家庭・地域の取組という2つの側面に焦点を当てて議論する予定である。
(参考)
- アジア協力対話(ACD)は、アジア域内の市場を拡大し、地域としての交渉力を強化することを目的とする、アジア各国の対話と協力のプロセス。タイのイニシアチブの下、2002年6月に第1回会合(わが国からは当時の川口順子外務大臣が出席)が開催された。
- ACDは、「対話の促進」と「協力プロジェクトの推進」の2本柱からなっており、協力プロジェクトについては1国(または複数国)がプロジェクトを主導し、参加の意思と用意のある国がそのプロジェクトに参加する方式であるプライム・ムーバー方式が採用されており、「環境教育」はわが国の主導するプライム・ムーバー・プロジェクトである。
(注)参加国
現在、日本、中国、韓国、ASEAN(東南アジア諸国連合)、インド、パキスタン、バングラデシュ、バハレーン、カタール、カザフスタン、オマーン、クウェート、スリランカ、イラン、モンゴル、アラブ首長国連邦、ブータン、ロシア、サウジアラビアの28ヵ国