
ホンジュラス共和国の「ラス・オルミガス橋架け替え計画」に対する無償資金協力について
平成17年8月17日
- わが国政府は、ホンジュラス共和国に対する「ラス・オルミガス橋架け替え計画」(Proyecto de Reconstruccon del Puente Las Hormigas)の実施に資することを目的として、4億9,900万円の無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が、8月17日(水曜日)、東京において、わが方
外務大臣と先方マリオ・フォルティン・ミデンセ外務大臣(Mr. Mario Fortin Midence, Secretario de Estado en el Despacho de Relaciones Exteriores de la Republica de Honduras)の間で行われた。
- ホンジュラスでは近年、中米経済統合の流れを受け、農水産物の国際的な物流の動きが活発化してきており、同国の経済活性化を図る上で、流通路の整備は不可欠かつ緊急な課題となっている。
そのため、ホンジュラス政府は、「ホンジュラス・ロジスティク道路開発計画」を策定し、中米における生産拠点と世界市場を結ぶ重要な接続道路として、国道と県道の強化整備計画を発表した。
しかし、国道の中心となる1号線と3号線には、耐荷力が不足しているアグア・カリエンテ橋および片道が1車線しかない橋梁ラス・オルミガス橋が存在し、物流発展の阻害要因となっている。
このため、ホンジュラス政府は、ラス・オルミガス橋およびアグア・カリエンテ橋の架け替えに必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。
- 本計画の実施によりホンジュラスの幹線道路である国道3号線の機能が向上し、安定した貨物・人員の輸送が確保されることで、経済活性化に寄与することが期待される。
(参考)ホンジュラスは人口が696万9千人で、農林牧畜業を主要産業とする。一人あたりのGNI(国民総所得)は970ドル(世銀、2003年)。