平成23年9月
8月17日(水曜日),18日(木曜日)の2日間,「子ども見学デー」~「がんばれニッポン! 世界は日本とともにある」とのタイトルで,小学1年生から中学3年生までのみなさんに,外務省はどのような仕事をしているのかを知ってもらうための省内ツアーを行いました。2日間にわたり,午前10時,11時30分,午後2時及び4時の4回,合計8回で,各30名,50分ほどのツアーでした。定員240人に対して約310人のご応募をいただき,厳正な抽選の結果,290人が当選されました。そして当日,全部で242人の小・中学生と保護者のみなさんに参加いただきました。
たくさんのご応募,本当にありがとうございました。
当日の模様を以下,ご紹介します。
外務省中央庁舎玄関の受付を通ってから見学開始まで案内された休憩室では,世界各国の新聞がたくさん置いてありましたね。何が書かれているかよく分からなかったかも知れないけど,写真とか楽しんでもらえたと思います。
【受付で当選ハガキを見せて入場しました】
【休憩室で世界の新聞を手に取りました】
見学ツアーは,外務省中央庁舎1階のロビーから始まりました。
ロビーに飾ってある松本外務大臣の外国訪問を写した「写真パネル」を見ながら,外務大臣や外務省の仕事,職員数などを説明しました。また,世界中で働く外務省の職員の中には,尊い命を犠牲にされた人もいて,その人たちをしのぶ「顕彰(けんしょう)の像」を見学しました。
【1階ロビーのエレベーター前に集合し,大臣パネルや顕彰の像,後方の中庭を見学】
【顕彰の像と後方に見える中庭】
次に,「国際会議場」を見学しました。
外務省の大切な仕事の一つに,外国の人たちと話し合い,重要なことを決める外交交渉がありますが,その際にこの国際会議場が使われます。外国人同士で会議を行う時,会議参加者はイヤフォンをつけ,日本語から外国語(または外国語から日本語)に翻訳された音声を聞いて内容を理解します。通訳は後方のガラス張りの部屋「通訳ブース」に居て,会議の様子を目で確認しながら,いろいろな言葉を使って通訳を行います。
この会議室で今回,3月11日に発生した東日本大震災による被災者を助けたり励ましたりするため,世界の多くの人たちから差し伸べられた支援や激励の一例を,スライド・解説付きで紹介しました。
【国際会議場で「がんばれニッポン!世界は日本とともにある」プログラムを体験】
最後に見学したのは,「記者会見室」です。この部屋で外務大臣や外務副大臣などが順番に月曜日から金曜日まで毎日,記者会見を行っています。
18日(木曜日)午後4時30分から約15分,松本外務大臣がこの部屋に来て,参加者のみなさんの前でご挨拶するとともに日本の外交についてお話をした後,正面にある世界地図の前で子どもたちとの記念撮影に参加しました。
また,「子ども霞が関見学デー」の実施期間中,外務省中央庁舎玄関前でスタンプ押印をする子どもたちもたくさん居ました。
最後に,ツアーに参加してくださった子どもさん・保護者のみなさんから寄せられたアンケート回答の一部を以下,紹介させていただきます。
以上です。厳しい暑さの中,たくさんの方々にお越しいただきました。本当にありがとうございました。