談話・コメント

外務報道官談話

シリア南部におけるデモの発生について

平成23年3月23日

  1. 3月18日(金曜日)以降,シリア南部においてデモが発生している状況を注視し,当局との衝突により死傷者がでていることを憂慮します。

  2. 我が国は,平和的なデモに対して,シリア政府が暴力を使用することなく,抑制的に対応することを求めます。また,我が国は,シリア政府が,市民の声に耳を傾け,諸改革に取り組み,安定と発展を実現し,中東の平和のために重要な役割を果たす国としていくことを期待します。

【参考】
3月18日,南部ダラア市で数千人規模の政府に対する抗議デモが発生し,治安部隊との衝突で数名の死者及び多数の負傷者が発生。同日,首都ダマスカスを含む他の都市においても数カ所で民主化要求デモが発生。ダラアでは,18日以降も引き続き大規模な反政府デモが発生し,デモ隊の一部はバース党の建物やバッシャール大統領親族所有の電話会社などに放火,軍や治安部隊は催涙ガスを使用するなどし,事態は緊迫している模様。


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