談話・コメント

外務報道官談話

イスラエル政府による入植地における住宅建設計画について

平成22年3月11日

  1. 我が国は、イスラエルとパレスチナ双方の指導者が間接交渉の開始に合意した直後に、イスラエル政府が、ヨルダン川西岸への112戸の住宅建設計画及び東エルサレムにおける1,600戸の住宅建設計画を許可したことを深く憂慮します。我が国は、エルサレム及び1967年以前の境界内の最終的な地位を予断する行為を是認しないとの立場に立っています。上記の建設計画が実施されないことを求めます。
  2. 我が国は、引き続き、当事者双方が、相互の信頼を高めるように行動することを強く求めます。また、和平プロセスにおける間接交渉が進展し、直接交渉につながることを強く期待します。

参考

  1. 東エルサレムにおける住宅建設計画
    9日付現地紙によると、バラク国防相は、西岸における10ヶ月間の新規入植地建設の一時中止の例外として、ベイタル・イリットにおいて、112戸の建設を住宅継続することを発表した。
  2. 東エルサレムにおける住宅建設計画
    10日付現地紙によると、イスラエル内務省は、東エルサレムのシュウファート地区に隣接するラマト・シュロモ入植地に1600戸の新たな住居を建設することを認可した。
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