談話・コメント

中曽根外務大臣談話

ガーナ大統領選挙について

平成21年1月5日
  1. 我が国は、このたび行われたガーナ共和国大統領選挙が、概ね自由、公平、かつ平穏に実施されたことを歓迎し、ミルズ候補が次期大統領に選出されたことに祝意を表します。
  2. 我が国としては、同国が今後引き続きアフリカにおける民主主義と健全な経済運営のモデル国として、良い統治を促進し経済社会開発を進め、アフリカ、特に西アフリカ地域の平和と安定の実現と維持に、より一層貢献することを期待します。

(参考)

1.クフォー大統領の任期満了にともなって行われた今般の大統領選挙では、8名が立候補し、12月7日に投票が行われたが、第1位のアクフォ=アドゥ候補が50%の得票を得ることができなかったため、憲法の規定に従い、12月28日(日曜日)に第2位のミルズ候補との間で決選投票を行った。さらに、同日投票が行われなかったブロン・アハフォ州のタイン選挙区においては、1月2日に決選投票が行われた。

2.日本時間1月3日(土曜日)、ガーナ選挙委員会は、得票率50.23%でミルズ候補の当選が確定した旨発表した投票率(72.91%)。任期は今後4年間。

3.

(1)今回の選挙においては、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)、EU、アフリカ連合(AU)、主要開発パートナー、現地及び国際NGOにより選挙監視が実施され、我が国を含む6カ国(日本、米国、英国、オランダ、カナダ、オーストラリア)が、主要開発パートナーによる選挙監視団として監視活動に参加した。

(2)我が国からは、在ガーナ大使館員8名が選挙監視活動に参加し、グレーター・アクラ(首都アクラ中心)及びセントラル州において活動を実施した。

4.なお、大統領就任式は、1月7日に開催される予定であり、我が国から小泉純一郎元総理が特派大使として出席する予定である。

このページのトップへ戻る
中曽根外務大臣談話 | 平成21年談話 | 目次へ戻る