談話・コメント

外務報道官談話

WHO(世界保健機関)総会における台湾のオブザーバー参加について

平成21年4月29日

  1. 4月29日、中国、台湾双方は、台湾が、チャンWHO事務局長から、本年5月のWHO(世界保健機関)総会に台湾をオブザーバーとして参加するよう招待する書簡を受け取った旨発表しました。
  2. 我が国との人的交流が年間250万人に上る台湾がこれまでWHOに参加できず、感染症対策を進める上で地理的空白が生じていたことから、我が国は、台湾のWHO総会へのオブザーバー参加を一貫して支持してきました。
  3. 今回の発表は、新型インフルエンザ対策にWHOや国際社会が真剣に取り組んでいる中、極めて時宜を得ており、有意義なものであります。我が国としては、今回の発表を受けて、台湾当局関係者のWHO総会への円滑かつ継続的な参加が確保されるよう見守りたいと考えます。

【参考】台湾のオブザーバー参加に関する台湾側発表の内容

 台湾側発表によれば、4月28日、台湾の葉金川衛生署長(保健大臣に相当)は、マーガレット=チャンWHO事務局長より、第62回WHO総会(5月18日から27日)に「チャイニーズ・タイペイ(中華台北)」の名義で招待するとの書簡を受け取った。

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